📊 STEP 7: 推定の発展(母比率の推定)
母比率の信頼区間と標本サイズの決定をマスターしよう
📖 このステップで学ぶこと
母比率の推定を学びます。世論調査や品質管理で頻繁に使われる重要な手法です。
📝 練習問題: 15問
🎯 到達目標: 母比率の信頼区間が計算できる、必要な標本サイズが計算できる、標本サイズと精度の関係を理解する
🎯 到達目標: 母比率の信頼区間が計算できる、必要な標本サイズが計算できる、標本サイズと精度の関係を理解する
1️⃣ 母比率の信頼区間の計算
母比率とは
母比率(population proportion)
母集団において、ある特性を持つ要素の割合
記号: p
例:
• 不良品率
• 支持率
• 賛成率
• 有病率
母集団において、ある特性を持つ要素の割合
記号: p
例:
• 不良品率
• 支持率
• 賛成率
• 有病率
標本比率
標本比率(sample proportion)
標本における比率
記号: p(ピーハット、p-hat と読む)
※ pの上に「^」がついた記号。推定値を表す。
計算: p = X / n
X: ある特性を持つ標本の個数
n: 標本サイズ
性質:
E(p) = p(不偏推定量)
V(p) = p(1-p)/n
標本における比率
記号: p(ピーハット、p-hat と読む)
※ pの上に「^」がついた記号。推定値を表す。
計算: p = X / n
X: ある特性を持つ標本の個数
n: 標本サイズ
性質:
E(p) = p(不偏推定量)
V(p) = p(1-p)/n
母比率の信頼区間
母比率pの信頼区間
nが十分大きいとき(np≥5, n(1-p)≥5)、
標本比率pは近似的に正規分布に従う
信頼区間:
p – z(α/2)×√[p(1-p)/n] ≤ p ≤ p + z(α/2)×√[p(1-p)/n]
または
p ± z(α/2)×√[p(1-p)/n]
nが十分大きいとき(np≥5, n(1-p)≥5)、
標本比率pは近似的に正規分布に従う
信頼区間:
p – z(α/2)×√[p(1-p)/n] ≤ p ≤ p + z(α/2)×√[p(1-p)/n]
または
p ± z(α/2)×√[p(1-p)/n]
例題1: 400人の有権者を調査したら、160人が賛成だった。
母比率pの95%信頼区間を求めなさい。
母比率pの95%信頼区間を求めなさい。
解答: [0.352, 0.448](約35.2%〜44.8%)
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
—
【ステップ2: 標本比率を計算】
p-hat = X / n
= 160 / 400
= 0.4(40%)
—
【ステップ3: 正規近似の条件を確認】
np-hat = 400 × 0.4 = 160 ≥ 5 ✓
n(1-p-hat) = 400 × 0.6 = 240 ≥ 5 ✓
両方満たすので正規近似が使える!
—
【ステップ4: 使う公式を確認】
p-hat ± z(α/2) × √[p-hat(1-p-hat)/n]
—
【ステップ5: z値を確認】
95%信頼区間なので:
α = 0.05, α/2 = 0.025
z(0.025) = 1.96
—
【ステップ6: 標準誤差を計算】
SE = √[p-hat(1-p-hat)/n]
まず p-hat(1-p-hat) を計算:
= 0.4 × 0.6 = 0.24
次に n で割る:
= 0.24 / 400 = 0.0006
最後に平方根:
SE = √0.0006 = 0.0245
—
【ステップ7: 誤差(margin of error)を計算】
E = z × SE
= 1.96 × 0.0245
= 0.048(約4.8%)
—
【ステップ8: 信頼区間を計算】
下側信頼限界:
p-hat – E = 0.4 – 0.048 = 0.352
上側信頼限界:
p-hat + E = 0.4 + 0.048 = 0.448
—
【答え】
95%信頼区間: [0.352, 0.448]
または [35.2%, 44.8%]
—
【結果の解釈】
—
【計算のまとめ】
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
・調査対象: n = 400人 ・賛成者数: X = 160人 ・信頼係数: 95%(α = 0.05) ・求めるもの: 母比率pの信頼区間
—
【ステップ2: 標本比率を計算】
p-hat = X / n
= 160 / 400
= 0.4(40%)
—
【ステップ3: 正規近似の条件を確認】
np-hat = 400 × 0.4 = 160 ≥ 5 ✓
n(1-p-hat) = 400 × 0.6 = 240 ≥ 5 ✓
両方満たすので正規近似が使える!
—
【ステップ4: 使う公式を確認】
p-hat ± z(α/2) × √[p-hat(1-p-hat)/n]
—
【ステップ5: z値を確認】
95%信頼区間なので:
α = 0.05, α/2 = 0.025
z(0.025) = 1.96
—
【ステップ6: 標準誤差を計算】
SE = √[p-hat(1-p-hat)/n]
まず p-hat(1-p-hat) を計算:
= 0.4 × 0.6 = 0.24
次に n で割る:
= 0.24 / 400 = 0.0006
最後に平方根:
SE = √0.0006 = 0.0245
—
【ステップ7: 誤差(margin of error)を計算】
E = z × SE
= 1.96 × 0.0245
= 0.048(約4.8%)
—
【ステップ8: 信頼区間を計算】
下側信頼限界:
p-hat – E = 0.4 – 0.048 = 0.352
上側信頼限界:
p-hat + E = 0.4 + 0.048 = 0.448
—
【答え】
95%信頼区間: [0.352, 0.448]
または [35.2%, 44.8%]
—
【結果の解釈】
「同じ方法で100回調査すれば、 約95回は真の賛成率がこの区間 [35.2%, 44.8%]に含まれる」 ※「賛成率が35〜45%の間」という ニュースの報道でよく見る表現!
—
【計算のまとめ】
標本比率: p-hat = 160/400 = 0.4 標準誤差: SE = √[0.4×0.6/400] = 0.0245 誤差: E = 1.96 × 0.0245 = 0.048 信頼区間: 0.4 ± 0.048 = [0.352, 0.448]
💡 母比率の信頼区間のポイント
• 正規近似: nが大きいときpは正規分布に
• 条件: np≥5 かつ n(1-p)≥5
• 標準誤差: √[p(1-p)/n]
• 母比率を含む: pを使って推定
• 正規近似: nが大きいときpは正規分布に
• 条件: np≥5 かつ n(1-p)≥5
• 標準誤差: √[p(1-p)/n]
• 母比率を含む: pを使って推定
2️⃣ 標本サイズの決定方法
誤差の許容範囲
誤差(margin of error)
E = z(α/2)×√[p(1-p)/n]
これを指定した値E以下にするには?
E = z(α/2)×√[p(1-p)/n]
これを指定した値E以下にするには?
必要な標本サイズの計算
標本サイズの決定
E = z(α/2)×√[p(1-p)/n] から
n = [z(α/2)]² × p(1-p) / E²
pが未知の場合:
p = 0.5 を使う(最も保守的な推定)
n = [z(α/2)]² × 0.25 / E²
※p(1-p)はp=0.5のとき最大(0.25)
E = z(α/2)×√[p(1-p)/n] から
n = [z(α/2)]² × p(1-p) / E²
pが未知の場合:
p = 0.5 を使う(最も保守的な推定)
n = [z(α/2)]² × 0.25 / E²
※p(1-p)はp=0.5のとき最大(0.25)
例題2: 支持率の調査で、95%信頼区間の誤差を±3%以内にしたい。
必要な標本サイズは?
必要な標本サイズは?
解答: 1068人
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
—
【ステップ2: 使う公式を確認】
n = z² × p-hat(1-p-hat) / E²
事前情報がないので p-hat = 0.5 を使用
n = z² × 0.25 / E²
—
【ステップ3: z値を確認】
95%信頼区間なので:
z(0.025) = 1.96
—
【ステップ4: 各値を代入して計算】
z²を計算:
z² = (1.96)² = 3.8416
E²を計算:
E² = (0.03)² = 0.0009
nを計算:
n = 3.8416 × 0.25 / 0.0009
= 0.9604 / 0.0009
= 1067.1…
—
【ステップ5: 切り上げる】
標本サイズは整数なので切り上げ:
n = 1068人
【なぜ切り上げ?】
切り捨てると誤差が指定値を超える可能性があるため
—
【答え】
必要な標本サイズ: 1068人
—
【実務での示唆】
—
【検算】
n = 1068で実際の誤差を確認:
E = 1.96 × √(0.25/1068)
= 1.96 × √0.000234
= 1.96 × 0.0153
= 0.030 = 3.0% ✓
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
・許容誤差: E = ±3% = 0.03 ・信頼係数: 95%(α = 0.05) ・母比率の事前情報: なし → p-hat = 0.5を使用 ・求めるもの: 必要な標本サイズn
—
【ステップ2: 使う公式を確認】
n = z² × p-hat(1-p-hat) / E²
事前情報がないので p-hat = 0.5 を使用
n = z² × 0.25 / E²
—
【ステップ3: z値を確認】
95%信頼区間なので:
z(0.025) = 1.96
—
【ステップ4: 各値を代入して計算】
z²を計算:
z² = (1.96)² = 3.8416
E²を計算:
E² = (0.03)² = 0.0009
nを計算:
n = 3.8416 × 0.25 / 0.0009
= 0.9604 / 0.0009
= 1067.1…
—
【ステップ5: 切り上げる】
標本サイズは整数なので切り上げ:
n = 1068人
【なぜ切り上げ?】
切り捨てると誤差が指定値を超える可能性があるため
—
【答え】
必要な標本サイズ: 1068人
—
【実務での示唆】
世論調査で「誤差±3%」と報道されるとき、 約1000人程度の調査が行われている! よく見る調査規模の目安: ・誤差±5% → 約400人 ・誤差±3% → 約1100人 ・誤差±2% → 約2400人 ・誤差±1% → 約9600人
—
【検算】
n = 1068で実際の誤差を確認:
E = 1.96 × √(0.25/1068)
= 1.96 × √0.000234
= 1.96 × 0.0153
= 0.030 = 3.0% ✓
⚡ なぜp=0.5を使うのか?
p(1-p)は p=0.5 のとき最大値 0.25
これを使うと、最も保守的(安全側)な推定になる
実際のpがいくつでも、誤差は指定値以下になる!
p(1-p)は p=0.5 のとき最大値 0.25
これを使うと、最も保守的(安全側)な推定になる
実際のpがいくつでも、誤差は指定値以下になる!
【p(1-p)の値の変化】
これを使えば「最悪のケース」に備えられる
p-hat = 0.1 → 0.1×0.9 = 0.09
p-hat = 0.2 → 0.2×0.8 = 0.16
p-hat = 0.3 → 0.3×0.7 = 0.21
p-hat = 0.4 → 0.4×0.6 = 0.24
p-hat = 0.5 → 0.5×0.5 = 0.25 ← 最大!
p-hat = 0.6 → 0.6×0.4 = 0.24
p-hat = 0.7 → 0.7×0.3 = 0.21
p = 0.5のとき最大なので、これを使えば「最悪のケース」に備えられる
例題3: 不良品率が約10%と予想される。
95%信頼区間の誤差を±2%以内にするには?
95%信頼区間の誤差を±2%以内にするには?
解答: 865個
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
—
【ステップ2: 事前情報を使う利点】
p-hat = 0.5 を使う場合:
p-hat(1-p-hat) = 0.25
p-hat = 0.1 を使う場合:
p-hat(1-p-hat) = 0.1 × 0.9 = 0.09
0.09 < 0.25 なので、必要なnが少なくて済む!
—
【ステップ3: 公式に代入】
n = z² × p-hat(1-p-hat) / E²
z² = (1.96)² = 3.8416
p-hat(1-p-hat) = 0.1 × 0.9 = 0.09
E² = (0.02)² = 0.0004
—
【ステップ4: 計算】
n = 3.8416 × 0.09 / 0.0004
= 0.3457 / 0.0004
= 864.4…
—
【ステップ5: 切り上げる】
n = 865個
—
【答え】
必要な標本サイズ: 865個
—
【p-hat = 0.5を使った場合との比較】
—
【注意点】
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
・許容誤差: E = ±2% = 0.02 ・信頼係数: 95%(α = 0.05) ・事前情報: p-hat ≈ 0.1(10%と予想) ・求めるもの: 必要な標本サイズn
—
【ステップ2: 事前情報を使う利点】
p-hat = 0.5 を使う場合:
p-hat(1-p-hat) = 0.25
p-hat = 0.1 を使う場合:
p-hat(1-p-hat) = 0.1 × 0.9 = 0.09
0.09 < 0.25 なので、必要なnが少なくて済む!
—
【ステップ3: 公式に代入】
n = z² × p-hat(1-p-hat) / E²
z² = (1.96)² = 3.8416
p-hat(1-p-hat) = 0.1 × 0.9 = 0.09
E² = (0.02)² = 0.0004
—
【ステップ4: 計算】
n = 3.8416 × 0.09 / 0.0004
= 0.3457 / 0.0004
= 864.4…
—
【ステップ5: 切り上げる】
n = 865個
—
【答え】
必要な標本サイズ: 865個
—
【p-hat = 0.5を使った場合との比較】
事前情報なし(p-hat = 0.5)の場合: n = 3.8416 × 0.25 / 0.0004 = 2401個 事前情報あり(p-hat = 0.1)の場合: n = 865個 → 事前情報を使うと、サンプルサイズが 約1/3で済む!(コスト削減)
—
【注意点】
事前情報が外れた場合のリスク: ・予想10%だったが実際は40%だった場合、 誤差が±2%を超える可能性あり ・安全を優先するなら p-hat = 0.5 を使う
3️⃣ 標本サイズと信頼区間の幅の関係
サンプルサイズの効果
誤差 E ∝ 1/√n
• nを4倍にすると、誤差は1/2に
• nを9倍にすると、誤差は1/3に
• nを100倍にすると、誤差は1/10に
精度を上げるには大きなサンプルが必要!
誤差 E ∝ 1/√n
• nを4倍にすると、誤差は1/2に
• nを9倍にすると、誤差は1/3に
• nを100倍にすると、誤差は1/10に
精度を上げるには大きなサンプルが必要!
例題4: 現在n=400で誤差が±5%。
誤差を±2.5%(半分)にするには、nをいくつにすればよいか?
誤差を±2.5%(半分)にするには、nをいくつにすればよいか?
解答: 1600
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
—
【ステップ2: 誤差とサンプルサイズの関係を確認】
E ∝ 1/√n
つまり:
E × √n = 定数
—
【ステップ3: 関係式を立てる】
現在: E × √n = k(定数)
目標: E’ × √n’ = k
両方とも同じ定数kなので:
E × √n = E’ × √n’
—
【ステップ4: n’を求める】
E’ = E/2 なので:
E × √400 = (E/2) × √n’
E × 20 = (E/2) × √n’
20 = (1/2) × √n’
√n’ = 40
n’ = 1600
—
【答え】
必要なサンプルサイズ: 1600
—
【別解: 倍率で考える】
—
【一般的な関係】
—
【検算】
—
【ステップ1: 与えられた情報を整理】
・現在のサンプルサイズ: n = 400 ・現在の誤差: E = ±5% ・目標の誤差: E' = ±2.5%(現在の1/2) ・求めるもの: 必要なサンプルサイズn'
—
【ステップ2: 誤差とサンプルサイズの関係を確認】
E ∝ 1/√n
つまり:
E × √n = 定数
—
【ステップ3: 関係式を立てる】
現在: E × √n = k(定数)
目標: E’ × √n’ = k
両方とも同じ定数kなので:
E × √n = E’ × √n’
—
【ステップ4: n’を求める】
E’ = E/2 なので:
E × √400 = (E/2) × √n’
E × 20 = (E/2) × √n’
20 = (1/2) × √n’
√n’ = 40
n’ = 1600
—
【答え】
必要なサンプルサイズ: 1600
—
【別解: 倍率で考える】
誤差を 1/k 倍にするには、nを k² 倍 誤差を 1/2 倍(半分)にしたい → nを 2² = 4倍 → n' = 400 × 4 = 1600
—
【一般的な関係】
誤差を 1/2 にする → n を 4倍 誤差を 1/3 にする → n を 9倍 誤差を 1/4 にする → n を 16倍 誤差を 1/10 にする → n を 100倍 ※精度を上げるのはコストがかかる!
—
【検算】
n = 400 のとき: E = z × √(p-hat(1-p-hat)/400) n = 1600 のとき: E' = z × √(p-hat(1-p-hat)/1600) E'/E = √(400/1600) = √(1/4) = 1/2 ✓
💡 実務での活用
• 精度とコストのトレードオフを理解する
• 「誤差を半分にしたい」→ 4倍のサンプルが必要
• 予算に応じて達成可能な精度を逆算する
• 精度とコストのトレードオフを理解する
• 「誤差を半分にしたい」→ 4倍のサンプルが必要
• 予算に応じて達成可能な精度を逆算する
📝 練習問題(15問)
このステップの理解度を確認しましょう。12問以上正解できれば次のステップへ進めます。
問題 1
標本比率
n=200でXの個数が60個のとき、標本比率p-hatは?
解答: 0.3(30%)
【解き方】
p-hat = X/n = 60/200 = 0.3
【解き方】
p-hat = X/n = 60/200 = 0.3
問題 2
標本比率の期待値
標本比率p-hatの期待値E(p-hat)は?
解答: p(母比率)
【解き方】
E(p-hat) = p なので不偏推定量
(期待値が母数に等しい)
【解き方】
E(p-hat) = p なので不偏推定量
(期待値が母数に等しい)
問題 3
正規近似の条件
標本比率を正規近似するための条件は?
解答: np-hat≥5 かつ n(1-p-hat)≥5
【解き方】
両方の条件を満たす必要がある
(成功・失敗の回数がともに5以上)
【解き方】
両方の条件を満たす必要がある
(成功・失敗の回数がともに5以上)
問題 4
標準誤差の計算
n=100, p-hat=0.4 のとき、標本比率の標準誤差は?
解答: 0.049
【解き方】
SE = √[p-hat(1-p-hat)/n]
= √[0.4×0.6/100]
= √[0.24/100]
= √0.0024 = 0.049
【解き方】
SE = √[p-hat(1-p-hat)/n]
= √[0.4×0.6/100]
= √[0.24/100]
= √0.0024 = 0.049
問題 5
信頼区間の計算
n=500, p-hat=0.3 のとき、母比率pの95%信頼区間は?
解答: [0.260, 0.340]
【解き方】
SE = √[0.3×0.7/500] = √0.00042 = 0.0205
E = 1.96×0.0205 = 0.040
0.3 ± 0.040 = [0.260, 0.340]
【解き方】
SE = √[0.3×0.7/500] = √0.00042 = 0.0205
E = 1.96×0.0205 = 0.040
0.3 ± 0.040 = [0.260, 0.340]
問題 6
標本サイズの決定
95%信頼区間で誤差を±4%以内にするとき、必要なnは?(p-hat未知)
解答: 601人
【解き方】
n = z²×p-hat(1-p-hat)/E²
= (1.96)²×0.25/(0.04)²
= 3.8416×0.25/0.0016
= 600.25 → 切り上げて601人
【解き方】
n = z²×p-hat(1-p-hat)/E²
= (1.96)²×0.25/(0.04)²
= 3.8416×0.25/0.0016
= 600.25 → 切り上げて601人
問題 7
保守的推定
事前情報がないとき、標本サイズ計算でp-hatに何を使うか?
解答: 0.5
【解き方】
p-hat(1-p-hat)が最大になり、最も保守的
0.5×0.5 = 0.25(最大値)
【解き方】
p-hat(1-p-hat)が最大になり、最も保守的
0.5×0.5 = 0.25(最大値)
問題 8
誤差の最大値
p-hat(1-p-hat)が最大となるp-hatの値は?
解答: 0.5
【解き方】
p-hat=0.5のとき、p-hat(1-p-hat)=0.25で最大
(2次関数の頂点)
【解き方】
p-hat=0.5のとき、p-hat(1-p-hat)=0.25で最大
(2次関数の頂点)
問題 9
サンプルサイズと誤差
誤差を1/3にするには、サンプルサイズを何倍にすればよいか?
解答: 9倍
【解き方】
E ∝ 1/√n より
誤差を1/k倍 → nをk²倍
1/3倍 → 3² = 9倍
【解き方】
E ∝ 1/√n より
誤差を1/k倍 → nをk²倍
1/3倍 → 3² = 9倍
問題 10
世論調査
1000人調査でp-hat=0.52。95%信頼区間の誤差(片側)は?
解答: 約0.031(3.1%)
【解き方】
SE = √[0.52×0.48/1000]
= √0.0002496 = 0.0158
E = 1.96×0.0158 ≈ 0.031
【解き方】
SE = √[0.52×0.48/1000]
= √0.0002496 = 0.0158
E = 1.96×0.0158 ≈ 0.031
問題 11
99%信頼区間
99%信頼区間でE=0.05、p-hat=0.5のとき、必要なnは?
解答: 666人
【解き方】
z = 2.58(99%信頼区間)
n = (2.58)²×0.25/(0.05)²
= 6.6564×0.25/0.0025
= 665.64 → 切り上げて666人
【解き方】
z = 2.58(99%信頼区間)
n = (2.58)²×0.25/(0.05)²
= 6.6564×0.25/0.0025
= 665.64 → 切り上げて666人
問題 12
不良品率
n=200で不良品8個。不良品率の95%信頼区間は?
解答: [0.013, 0.067]
【解き方】
p-hat = 8/200 = 0.04
SE = √[0.04×0.96/200] = 0.0138
E = 1.96×0.0138 = 0.027
0.04 ± 0.027 = [0.013, 0.067]
【解き方】
p-hat = 8/200 = 0.04
SE = √[0.04×0.96/200] = 0.0138
E = 1.96×0.0138 = 0.027
0.04 ± 0.027 = [0.013, 0.067]
問題 13
標本サイズと精度
n=400から n=1600に増やすと、誤差は何倍になるか?
解答: 1/2倍
【解き方】
E ∝ 1/√n より
√400 = 20, √1600 = 40
比率: 20/40 = 1/2
誤差は1/2になる
【解き方】
E ∝ 1/√n より
√400 = 20, √1600 = 40
比率: 20/40 = 1/2
誤差は1/2になる
問題 14
事前情報の利用
p-hat≈0.2が予想されるとき、p-hat=0.5と比べてサンプルサイズは?
解答: 少なくて済む
【解き方】
0.2×0.8 = 0.16
0.5×0.5 = 0.25
0.16 < 0.25 なので
より小さいnで同じ精度が得られる
【解き方】
0.2×0.8 = 0.16
0.5×0.5 = 0.25
0.16 < 0.25 なので
より小さいnで同じ精度が得られる
問題 15
総合問題
n=900, X=270。母比率pの90%信頼区間は?(z=1.645)
解答: [0.275, 0.325]
【解き方】
p-hat = 270/900 = 0.3
SE = √[0.3×0.7/900] = √0.000233 = 0.0153
E = 1.645×0.0153 = 0.025
0.3 ± 0.025 = [0.275, 0.325]
【解き方】
p-hat = 270/900 = 0.3
SE = √[0.3×0.7/900] = √0.000233 = 0.0153
E = 1.645×0.0153 = 0.025
0.3 ± 0.025 = [0.275, 0.325]
⚠️ よくあるつまずきポイントと対策
標本比率と母比率を混同
対策: 記号を覚えましょう。
- p: 母比率(推定したい真の値)
- p-hat: 標本比率(データから計算する値)
- p-hat(pハット)は「推定値」を表す
正規近似の条件を忘れる
対策: 計算前に必ず確認しましょう。
- np-hat ≥ 5 かつ n(1-p-hat) ≥ 5
- この条件を満たさないと正規近似は不正確
- 小さいnでは別の方法(正確法など)を使う
標本サイズを切り捨ててしまう
対策: 必ず切り上げましょう。
- n = 1067.1 → 1068(切り上げ)
- 切り捨てると誤差が指定値を超える可能性
- 安全側に倒す
誤差とサンプルサイズの関係を間違える
対策: E ∝ 1/√n を覚えましょう。
- 誤差を1/2にする → nを4倍
- 誤差を1/k倍にする → nをk²倍
- 精度向上にはコストがかかる!
📚 このステップのまとめ
🎯 学習したこと
- 標本比率: p-hat = X/n、E(p-hat) = p
- 母比率の信頼区間: p-hat ± z×√[p-hat(1-p-hat)/n]
- 正規近似の条件: np-hat≥5 かつ n(1-p-hat)≥5
- 標本サイズ決定: n = z²×p-hat(1-p-hat)/E²
- 保守的推定: p-hat未知なら0.5を使用
- 誤差と精度: E ∝ 1/√n
💡 次のステップへ進む前に
練習問題で12問以上(80%以上)正解できたら、STEP 8に進みましょう!
母比率の推定は世論調査や品質管理で頻繁に使います。
標本サイズの決定方法は実務で特に重要です!
練習問題で12問以上(80%以上)正解できたら、STEP 8に進みましょう!
母比率の推定は世論調査や品質管理で頻繁に使います。
標本サイズの決定方法は実務で特に重要です!
学習メモ
統計検定2級対策 - Step 7
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