📊 STEP 2: TableauとPower BIの違いと選び方
2大BIツールを徹底比較!あなたに最適なツールを見つけよう
📋 このステップで学ぶこと
- TableauとPower BIの基本的な特徴と違い
- 2大BIツールの詳細比較(機能、価格、使いやすさ)
- ライセンス体系とコストの違い
- 組織規模別・業種別の推奨ツール
- 学習難易度と習得時間の違い
- 実際の企業での選択基準と事例
- あなたに最適なツールの選び方
ゴール:TableauとPower BIの違いを理解し、自分の状況に合ったツールを選べるようになる
🎯 1. なぜTableauとPower BIを比較する必要があるのか?
BIツール市場の「2強」を知ろう
BIツールの市場には多くの製品がありますが、その中でもTableauとPower BIは圧倒的なシェアを持つ「2強」です。世界中の企業で使われており、求人市場でも最も需要の高いBIスキルとなっています。
この2つのツールは、どちらも優れた製品ですが、特徴や得意分野が異なります。自分や組織のニーズに合ったツールを選ぶことで、より効率的に学習・活用できます。
TableauとPower BIは、どちらも素晴らしいツールです。「どちらが優れているか」ではなく、「あなたのニーズに合っているか」が重要です。
そして、両方使えるようになれば最強です!このコースでは両方を学べるので、最終的にはどちらも使いこなせるようになります。
📋 2. TableauとPower BIの基本プロフィール
まずは2つのツールの「顔」を知ろう
人と同じように、ツールにも「個性」があります。それぞれの生い立ちや特徴を知ることで、理解が深まります。
「ビジュアライゼーションの王様」と呼ばれる、美しいグラフ作成に特化したツールです。
| 開発元 | Salesforce(2003年創業、2019年にSalesforceが買収) |
| キャッチコピー | 「ビジュアライゼーションの王様」「データを見える化するNo.1ツール」 |
| 強み | 直感的な操作、美しいビジュアル、探索的分析、ストーリーテリング |
| 得意分野 | データ探索、ダッシュボード作成、プレゼンテーション、地理的分析 |
| 代表的ユーザー | Amazon、Netflix、Walmart、LinkedIn、日本ではリクルート、サイバーエージェントなど |
| 歴史 | 2003年にスタンフォード大学の研究から誕生。BIツールのパイオニア的存在 |
Microsoftが提供する、Excel連携に優れた低価格のBIツールです。
| 開発元 | Microsoft(2015年リリース) |
| キャッチコピー | 「Microsoft エコシステムの一員」「Excelユーザーのための次のステップ」 |
| 強み | 低価格、Excel連携、Microsoft製品との統合、強力なデータモデリング |
| 得意分野 | レポート作成、データモデリング、組織全体での導入、自動更新 |
| 代表的ユーザー | Adobe、HP、PayPal、Rolls-Royce、日本では多くの大企業・中小企業 |
| 歴史 | ExcelのアドインPower Pivotから発展。後発だが急速にシェアを拡大 |
簡単に言うと、こんなイメージです:
| 観点 | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| 例えるなら | 高級スポーツカー(高性能・美しい・価格高め) | 実用的なファミリーカー(コスパ良い・使いやすい) |
| 操作感 | スマートフォンのように直感的 | Excelの延長線上で馴染みやすい |
| 向いている人 | 「まずやってみる」タイプ | 「計画的に進める」タイプ |
📊 3. 機能の詳細比較(10項目)
主要機能を徹底比較
TableauとPower BIの機能を、10の重要項目で比較してみましょう。それぞれの項目について、5段階で評価しています(⭐が多いほど優れている)。
※ スマートフォンでは横スクロールで表全体を確認できます
| 比較項目 | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| ①使いやすさ | ⭐⭐⭐⭐⭐ 超直感的。ドラッグ&ドロップで即座にグラフ化。初心者でも数分で最初のグラフが作れる |
⭐⭐⭐⭐ Excelユーザーなら馴染みやすい。ただし最初は少し戸惑うかも |
| ②ビジュアル品質 | ⭐⭐⭐⭐⭐ 洗練されたデザイン。プレゼン資料としてそのまま使える美しさ |
⭐⭐⭐⭐ 実用的だが、デフォルトのデザインはやや無骨。カスタマイズで改善可能 |
| ③データ接続 | ⭐⭐⭐⭐⭐ 100種類以上のデータソースに対応。あらゆるデータベースと接続可能 |
⭐⭐⭐⭐⭐ Microsoft製品(Excel、Azure、SharePoint)との連携が特に強力 |
| ④データモデリング | ⭐⭐⭐ やや弱い。単純なリレーションシップのみ |
⭐⭐⭐⭐⭐ 非常に強力。DAX言語で高度な計算やモデリングが可能 |
| ⑤計算・分析機能 | ⭐⭐⭐⭐ LOD表現など独自の強力な機能。直感的に複雑な計算が可能 |
⭐⭐⭐⭐⭐ DAXで複雑な計算が可能。Excelの関数に似た書き方 |
| ⑥モバイル対応 | ⭐⭐⭐⭐ 専用アプリあり。モバイル向けレイアウトも作成可能 |
⭐⭐⭐⭐⭐ Microsoftアプリとの統合が優秀。Teamsから直接閲覧も可能 |
| ⑦共有・コラボ | ⭐⭐⭐⭐ Tableau Server/Onlineで共有。Slack連携も可能 |
⭐⭐⭐⭐⭐ Teams、SharePoint、OneDriveと完全統合 |
| ⑧更新頻度 | ⭐⭐⭐⭐ 年4回のメジャーアップデート。安定重視 |
⭐⭐⭐⭐⭐ 月1回のアップデート。新機能が次々追加される |
| ⑨学習リソース | ⭐⭐⭐⭐⭐ 公式トレーニング、コミュニティが非常に充実 |
⭐⭐⭐⭐⭐ Microsoft Learn、豊富なドキュメント、YouTube動画多数 |
| ⑩カスタマイズ性 | ⭐⭐⭐⭐ 拡張機能、カスタムビジュアルで柔軟にカスタマイズ |
⭐⭐⭐⭐⭐ カスタムビジュアル多数、R/Python統合、Power Automate連携 |
Tableauが優れている点:
- 使いやすさ(直感的操作)
- ビジュアル品質(美しいグラフ)
- 探索的分析(「とりあえず見てみる」スタイル)
Power BIが優れている点:
- データモデリング(複雑なデータ構造の処理)
- Microsoft製品との統合
- コストパフォーマンス
- 更新頻度(新機能の追加が早い)
💰 4. 価格比較(コストは重要な判断基準)
価格差は想像以上に大きい
BIツール選びで、多くの企業が重視するのがコストです。TableauとPower BIでは、価格差が非常に大きいので、しっかり理解しておきましょう。
※ スマートフォンでは横スクロールで表全体を確認できます
| プラン | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| 無料版 | Tableau Public 完全無料 ※ただしデータは公開される |
Power BI Desktop 完全無料 ※ローカル利用のみ(共有不可) |
| 個人・作成者向け | Tableau Creator $75/月(年払い) 約11,000円/月 |
Power BI Pro $10/月 約1,500円/月 |
| 閲覧者向け | Tableau Viewer $15/月 約2,200円/月 |
Power BI Pro $10/月 約1,500円/月 |
| 企業向け | Tableau Server 別途サーバーライセンス必要 |
Power BI Premium $20/ユーザー/月〜 |
Power BIはTableauの約1/7のコストで導入できます。具体的に計算してみましょう:
| シナリオ | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| 1人で1年間使用 | 11,000円 × 12ヶ月 = 13.2万円 | 1,500円 × 12ヶ月 = 1.8万円 |
| 10人で1年間使用 | 13.2万円 × 10人 = 132万円 | 1.8万円 × 10人 = 18万円 |
| 年間の差額 | 年間114万円の差! | |
重要:ただし、この価格差だけで判断するのは危険です。Tableauの方が生産性が高いケースもあり、総合的なコストパフォーマンスで判断する必要があります。
朗報です!学習目的であれば、どちらのツールも無料で使えます。
・Tableau Public:機能はほぼ完全版と同じ(データが公開される点だけ注意)
・Power BI Desktop:分析・レポート作成機能は完全版と同じ
このコースの学習は、すべて無料版で完了できます。まずは無料で学んで、実務で必要になったときに有料版を検討しましょう。
🔍 5. 操作性の違いを理解する
「使い心地」は大きく異なる
TableauとPower BIは、画面の見た目や操作の「感覚」が異なります。どちらが自分に合っているか、イメージをつかんでおきましょう。
Tableauは、「Show Me」ボタンを押すだけで、データに最適なグラフを自動提案してくれます。まるでスマートフォンのように直感的です。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 操作方法 | データをドラッグするだけで即座にグラフ化。コード不要 |
| グラフ作成の流れ | 「これが見たい!」→ ドラッグ → 即完成 |
| 向いている分析スタイル | 探索的分析(「とりあえず見てみる」「何か発見したい」) |
| 初心者の印象 | 「思ったより簡単!」「すぐにグラフが作れた!」 |
例えるなら:スマートフォンのように、触ればすぐ反応する直感的な操作感
Power BIは、Excelに慣れている人ならすんなり理解できる設計です。ピボットテーブルに似た操作感があります。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 操作方法 | フィールドを選択してビジュアルに追加。Excelのピボットに似ている |
| グラフ作成の流れ | データモデル作成 → レポートページ設計 → ビジュアル配置 |
| 向いている分析スタイル | 構造的分析(計画的に作る、定型レポート) |
| 初心者の印象 | 「Excelに似てる!」「DAXは少し難しいかも」 |
例えるなら:Excelの「上位互換」。慣れた操作感で、より高度なことができる
🎯 6. 得意分野の違い
それぞれの「得意技」を知ろう
TableauとPower BIには、それぞれ「これは得意!」という分野があります。自分のやりたいことに合ったツールを選びましょう。
| 得意分野 | 説明と具体例 |
|---|---|
| 探索的データ分析 | 「とりあえず見てみる」スタイルの分析。データの中から新しい発見を探す。 例:売上データから意外なトレンドを発見 |
| 美しいビジュアル | 経営層へのプレゼン資料に最適。見た目の美しさで説得力アップ。 例:株主総会用のダッシュボード |
| インタラクティブ機能 | クリックで掘り下げる分析。動的に変化するグラフで深い洞察を得る。 例:地域をクリックすると詳細が表示される |
| ストーリーテリング | データで物語を語る。ストーリー機能で順序立てた説明が可能。 例:「なぜ売上が下がったか」を順を追って説明 |
| 地理的分析(マップ) | 地図上でのデータ表示が非常に美しく、操作も簡単。 例:都道府県別の売上を地図で可視化 |
| 得意分野 | 説明と具体例 |
|---|---|
| 複雑なデータモデリング | 高度なリレーションシップ設定。複数テーブルの関連付けが得意。 例:売上・在庫・顧客データを統合 |
| レポート自動化 | 定期的なレポート配信。スケジュール設定で毎朝自動更新。 例:毎週月曜に売上レポートをメール配信 |
| Microsoft製品統合 | Excel、Teams、SharePointとシームレスに連携。既存環境に馴染む。 例:Teamsのチャネルでレポートを共有 |
| 大規模展開 | 組織全体への導入がしやすい。低コストで多くのユーザーに展開可能。 例:全社1000人にBIを展開 |
| 高度な計算(DAX) | DAX言語で複雑な計算が可能。Excelの関数より強力。 例:前年同期比、移動平均、累計などの複雑な計算 |
📚 7. 学習難易度の比較
どちらが学びやすい?
初心者にとって気になるのは「どちらが簡単か」という点でしょう。レベル別に比較してみましょう。
10点満点で「学びやすさ」を評価しています(点数が高いほど簡単)。
| レベル | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| 初級 (基本操作) |
8/10 点⭐⭐⭐⭐⭐ 超簡単!ドラッグ&ドロップですぐ使える。初日からグラフが作れる |
6/10 点⭐⭐⭐⭐ Excelユーザーなら馴染みやすい。少し慣れが必要 |
| 中級 (実務レベル) |
6/10 点⭐⭐⭐ LOD表現、パラメータなど独自の概念がある。理解すれば強力 |
4/10 点⭐⭐ DAXの学習が必要。関数の組み合わせが複雑になりがち |
| 上級 (エキスパート) |
4/10 点⭐⭐ マスターしやすい。覚えることの上限がある |
2/10 点⭐ DAX完全マスターには時間がかかる。奥が深い |
| 到達レベル | 📊 Tableau | ⚡ Power BI |
|---|---|---|
| 基本操作ができる | 約1週間(毎日1時間程度) | 約2週間(毎日1時間程度) |
| 実務で使える | 1〜2ヶ月 | 2〜3ヶ月(DAX習得込み) |
| エキスパートレベル | 6ヶ月〜1年 | 1年以上(DAX完全習得まで) |
このコースでは:どちらのツールも同じペースで学べるように設計されています。基本操作から実務レベルまで、段階的に習得できます!
・初心者がすぐ使いたい → Tableauがおすすめ(直感的)
・Excelをよく使う → Power BIが馴染みやすい
・長期的に極めたい → どちらも同程度の努力が必要
結論:どちらから始めても大丈夫!このコースで両方学べます。
🏢 8. 組織規模別の推奨ツール
あなたの組織に合ったツールは?
組織の規模によって、最適なツールは異なります。それぞれのケースを見てみましょう。
推奨:Power BI ⭐⭐⭐⭐⭐ / Tableau ⭐⭐⭐
| 判断ポイント | 説明 |
|---|---|
| コスト面 | Power BIは月額1,500円から。予算が限られる小規模企業に最適 |
| Microsoft 365利用 | すでにMicrosoft製品を使っているなら、Power BIは統合しやすい |
| Excelからのステップアップ | Excelで管理していたデータをそのままBIに移行できる |
ただし:「美しいダッシュボードで差別化したい」「クライアントへのプレゼンが重要」なら、Tableau Publicから始めるのもあり
推奨:どちらも良い選択 ⭐⭐⭐⭐(状況による)
| こんな場合は… | 推奨ツール |
|---|---|
| Microsoft 365を全社で使っている | → Power BI(統合がスムーズ) |
| Salesforceを営業管理に使っている | → Tableau(Salesforce連携が強力) |
| データアナリストを雇う予定がある | → Tableau(採用市場で人気) |
| 全社員にBI文化を根付かせたい | → Power BI(低コストで全員導入) |
| 経営層へのプレゼンが重要 | → Tableau(ビジュアル品質) |
推奨:両方導入 ⭐⭐⭐⭐⭐
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 用途別の使い分け | Tableauは探索的分析・プレゼン用、Power BIは定型レポート・自動化用 |
| 部門別の選択 | データチームはTableau、事務・営業部門はPower BI |
| スキルの多様性 | 両方使える人材を育成することで、組織の柔軟性が高まる |
実際:多くの大企業では、TableauとPower BIを併用しています。適材適所で使い分けています。
🏭 9. 業種別の推奨ツール
業界によって最適なツールは異なる
業種によって、データの特性や分析ニーズが異なります。業界別のおすすめを見てみましょう。
| 業種 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 小売・EC | Tableau | リアルタイム売上分析、顧客行動の可視化、地図上での店舗分析が得意 |
| 金融 | Power BI | 複雑な計算(DAX)、コンプライアンス要件への対応、Excelとの互換性 |
| 製造 | Power BI | IoTデータのリアルタイム処理、Excel連携、大規模展開のしやすさ |
| IT・SaaS | Tableau | プロダクト分析、ユーザー行動分析、A/Bテスト結果の可視化が得意 |
| コンサル | Tableau | クライアント向けの美しいプレゼン資料、ストーリーテリング機能 |
| 医療・ヘルスケア | Power BI | Microsoft製品との統合、セキュリティ機能、コンプライアンス対応 |
| 教育 | Power BI | 低コスト、Microsoft製品(Teams等)との統合、学生・教職員への展開 |
注意:これはあくまで一般的な傾向です。実際には組織の状況や具体的なニーズによって異なります。
🎯 10. あなたに最適なツールを選ぶ決定フロー
質問に答えて、自分に合ったツールを見つけよう
以下の質問に「はい」「いいえ」で答えていくと、あなたに合ったツールが見えてきます。
| No. | 質問 | 「はい」の場合の推奨 |
|---|---|---|
| Q1 | 予算が限られている(月1万円以下)? | → Power BI |
| Q2 | Microsoft 365(Excel、Teams等)を日常的に使っている? | → Power BI |
| Q3 | 主な用途は「探索的分析」や「プレゼン資料作成」? | → Tableau |
| Q4 | 主な用途は「定型レポート」や「自動化」? | → Power BI |
| Q5 | チームにプログラミング初心者が多い? | → Tableau(直感的) |
| Q6 | チームにExcelヘビーユーザーが多い? | → Power BI(馴染みやすい) |
| Q7 | 美しいビジュアルで差別化したい? | → Tableau |
| Q8 | Salesforceを使っている? | → Tableau(同じ会社) |
結論:両方学ぶことをおすすめします!
このコースでは、TableauもPower BIも両方学べます。まず一方を集中的に学んで、その後もう一方も習得すれば、どんな環境でも活躍できます。
市場価値の観点から:両方使える人材は非常に希少で、転職市場でも高い評価を得られます!
💼 11. 実際の企業での選択事例
現実の企業はどう選んだのか?
具体的な事例を見ることで、選択のヒントが得られます。
選択:Power BI
| 背景 | Microsoft 365を既に利用、Excelで売上管理、予算が限られている |
| 導入効果 | 月次レポート作成時間が3日→30分に短縮。リアルタイムで売上確認可能に |
| コスト | 月額1,500円 × 5人 = 7,500円/月 |
選択:Tableau
| 背景 | クライアントへのプレゼン品質重視、Salesforceを営業管理に使用 |
| 導入効果 | 美しいダッシュボードでクライアント満足度向上。受注率が20%向上 |
| 決め手 | ビジュアル品質、ストーリーテリング機能、Salesforce連携 |
選択:両方導入(Power BI + Tableau)
| 背景 | 工場の定型レポートと経営分析の両方が必要、Microsoft製品を全社使用 |
| 使い分け | Power BI:工場の日次レポート自動化(300人が閲覧) Tableau:経営ダッシュボード(役員向け) |
| 導入効果 | 適材適所で両方のメリットを享受。現場から経営層まで全員がBIを活用 |
📚 12. このコースでの学習ロードマップ
どちらから学ぶ?3つのパターン
このコースでは、TableauとPower BIの両方を学べます。学習の順序は3つのパターンから選べます。
こんな人におすすめ:プログラミング未経験、直感的に操作したい、美しいグラフを作りたい
↓
STEP 3-25(Tableau完全マスター)← まずここを集中的に
↓
STEP 26-45(Power BI完全マスター)
↓
STEP 46-55(実践プロジェクト)
こんな人におすすめ:Excelヘビーユーザー、Microsoft製品をよく使う、コスト重視
↓
STEP 26-45(Power BI完全マスター)← まずここを集中的に
↓
STEP 3-25(Tableau完全マスター)
↓
STEP 46-55(実践プロジェクト)
こんな人におすすめ:両方の違いを比較しながら学びたい、時間に余裕がある
↓
Tableau STEP 3 → Power BI STEP 26
Tableau STEP 4 → Power BI STEP 27
(交互に学習していく)
↓
STEP 46-55(実践プロジェクト)
初心者へのアドバイス:パターン1または2がおすすめ。まず一つをマスターしてから、もう一つを学ぶ方が混乱しません。
📝 STEP 2 のまとめ
- Tableau:直感的操作、美しいビジュアル、探索的分析に強い
- Power BI:低価格、Microsoft連携、データモデリングに強い
- 価格はPower BIが約1/7で導入しやすい
- 学習の始めやすさはTableauがやや簡単(直感的)
- 組織規模や業種によって最適なツールが異なる
- 迷ったら両方学ぶのが最強(このコースで可能)
- 無料版で学習できるので、コストを気にせず始められる
TableauとPower BI、どちらが優れているかではなく、どちらがあなたのニーズに合っているかが大切です。
そして、両方使えるようになれば最強です!市場価値も高く、どんな環境でも活躍できます。
次のSTEP 3からは、いよいよTableauの実践に入ります。Tableau Publicをインストールして、実際にグラフを作ってみましょう!
📝 理解度チェック
TableauとPower BIの価格差について、10人の組織で1年間使用した場合の差額を答えてください。
Power BIはTableauの約1/7のコストで、年間差額は約114万円です。
| Tableau Creator(10人) | 11,000円 × 12ヶ月 × 10人 = 132万円/年 |
| Power BI Pro(10人) | 1,500円 × 12ヶ月 × 10人 = 18万円/年 |
| 差額 | 114万円/年 |
次のシチュエーションで、TableauとPower BIのどちらを推奨しますか?理由も答えてください。
「従業員30人のマーケティング会社。Microsoft 365を使用中。クライアント向けプレゼン資料の品質を重視。月予算は10万円まで。」
Tableau を推奨(ただしPower BIも選択肢として有効)
Tableau推奨の理由:
- クライアント向けプレゼンで美しいビジュアルが重視される → Tableauの強み
- マーケティングデータの探索的分析に向いている
- 月10万円の予算なら、Creator 1-2人 + Viewer数人で対応可能
Power BIも検討すべき理由:
- Microsoft 365を使っているので統合がスムーズ
- コストが安いので、全社員に導入可能(30人 × 1,500円 = 4.5万円/月)
結論:プレゼン品質最優先ならTableau、コストと統合を優先するならPower BI。どちらも正解!
大規模企業(従業員500人)で「TableauとPower BIの両方を導入する」場合、どのように使い分けるのが理想的でしょうか?具体的な使い分け案を3つ以上考えてください。
以下は代表的な使い分けパターンです:
1. 用途別の使い分け
- Tableau:探索的分析、アドホック分析、経営層向けプレゼンテーション
- Power BI:定型レポート、日次・週次・月次の自動レポート配信
2. 部門別の使い分け
- Tableau:データ分析チーム、マーケティング、経営企画
- Power BI:営業部門、人事・総務、工場・製造部門
3. 対象者別の使い分け
- Tableau:経営層、顧客向け、外部向けレポート(美しさ重視)
- Power BI:現場担当者、内部向けレポート(実用性重視)
4. データ規模別の使い分け
- Tableau:数百万行程度、柔軟な分析が必要な場合
- Power BI Premium:数億行の大規模データ、リアルタイムストリーミング
❓ よくある質問
一つをマスターすれば、もう一つは比較的簡単に習得できます(BIツールの基本概念は共通)。このコースでは両方学べるので、焦らずステップバイステップで進めてください。
おすすめ:初心者はTableauから始めるのがおすすめ(直感的で学びやすい)。
・Tableau:外資系企業、コンサル会社、IT企業で人気
・Power BI:日本企業、中小企業、製造業で人気
最強の選択:両方使える人材は非常に希少価値が高く、最も市場価値があります。迷ったら両方学びましょう!
・Tableau Public:無料(機能はほぼ完全版と同じ。ただしデータは公開される)
・Power BI Desktop:完全無料(分析・レポート作成は完全版と同じ。共有は不可)
このコースの学習は、すべて無料版で完了できます。実務で使う際に有料版を検討すればOKです。
・ビジュアル品質:プレゼン資料としてより美しい
・直感的な操作:初心者でもすぐに使える
・探索的分析:「とりあえず見てみる」スタイルに最適
・Salesforce連携:Salesforceユーザーには最適
コストよりも品質や使いやすさを重視する企業では、Tableauが選ばれます。
・Tableau:Salesforceの傘下で、CRM×BIの統合が進化中
・Power BI:Microsoftの製品として、AI機能の強化が進行中
BIツール市場は今後も成長が見込まれており、どちらのスキルも10年以上は通用すると考えられます。心配せず、どちらか(または両方)を学びましょう!
学習メモ
BIツール入門 - Step 2