STEP 39:Power BIでのビジュアル作成

📊 STEP 39: Power BIでのビジュアル作成

豊富なビジュアルで、データを美しく、わかりやすく!

📋 このステップで学ぶこと

  • 標準ビジュアルの種類と使い方
  • 棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフの作成
  • テーブルとマトリックスの活用
  • カードとKPIの表示
  • スライサーとフィルターの設定
  • ゲージ・散布図などの便利なビジュアル

ゴール:目的に応じたビジュアルを選択し、効果的なダッシュボードを作成できるようになる

📊 1. Power BIビジュアルの基本

ビジュアルの種類と用途

Power BIには約20種類の標準ビジュアルがあります。「何を伝えたいか」によって最適なビジュアルが決まります。

📊 主なビジュアルと用途
ビジュアル 用途
棒グラフ カテゴリ比較、ランキング 商品別売上、地域別顧客数
折れ線グラフ トレンド、時系列変化 月別売上推移、日別アクセス数
円グラフ 構成比、シェア カテゴリ別構成比、地域別シェア
テーブル 詳細データの表示 商品リスト、顧客一覧
マトリックス クロス集計、多次元分析 年×商品の売上表
カード KPI、重要指標の強調 合計売上、顧客数
KPI 目標との比較 目標達成率、前年比
スライサー フィルタリング 年選択、地域選択
✅ ビジュアル作成の基本手順
手順 操作内容
1 視覚化ペイン(画面右側)からビジュアルアイコンをクリック
2 キャンバスに空のビジュアルが表示される
3 フィールドリストからデータをビジュアルにドラッグ
4 書式設定(ペイントローラーアイコン)でタイトル・色・ラベルを調整
💡 フィールドの配置場所
配置場所 役割 配置するデータ例
軸(Axis) カテゴリ、グループ化 商品名、月、地域(ディメンション)
値(Values) 数値、集計値 売上、数量、利益(メジャー)
凡例(Legend) 色分け、分類 年、カテゴリ、地域
ツールヒント ホバー時の追加情報 詳細メトリクス、補足情報
フィルター データの絞り込み 年=2024、売上>0

📊 2. 棒グラフ(Bar & Column Chart)

最も基本的で使いやすいビジュアル

棒グラフはカテゴリ間の比較に最適です。縦棒・横棒・積み上げ・グループ化など、様々なバリエーションがあります。

📊 棒グラフの種類と使い分け
種類 用途 使用例
集合縦棒 カテゴリ別の比較、ランキング 商品別売上
集合横棒 項目名が長い場合、多数のカテゴリ 部門別売上ランキング
積み上げ縦棒 全体と内訳を同時に表示 商品別×地域別売上
100%積み上げ 構成比の比較(金額が異なる場合) 年別の地域シェア推移
グループ化縦棒 複数系列の並列比較 商品別×年別売上比較
📊 縦棒グラフの作成例
【商品別売上の縦棒グラフ】

作成手順:
1. 「集合縦棒グラフ」アイコンをクリック
2. X軸: 商品[商品名]
3. Y軸: [売上]メジャー

結果:
    売上(百万円)
    ┃
  4 ┃        ██
  3 ┃  ██    ██
  2 ┃  ██    ██    ██
  1 ┃  ██    ██    ██
  0 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━
      商品A  商品B  商品C

書式設定:
├─ タイトル: 「商品別売上」
├─ データラベル: オン
├─ Y軸の最小値: 0
└─ 色: 青のグラデーション
📊 積み上げ縦棒グラフの作成例
【商品別×地域別売上】

作成手順:
1. 「積み上げ縦棒グラフ」を選択
2. X軸: 商品[商品名]
3. Y軸: [売上]メジャー
4. 凡例: 売上[地域]

結果:
    売上(百万円)
    ┃  ▓▓ 名古屋
  5 ┃  ░░ 大阪
  4 ┃  ██ ██ 東京
  3 ┃  ██ ██ ██
  2 ┃  ██ ██ ██
  1 ┃  ██ ██ ██
  0 ┗━━━━━━━━━━━━
      商A 商B 商C

特徴:
├─ 棒の高さ = 各商品の総売上
├─ 色 = 地域ごとの内訳
└─ 構成比が一目瞭然
✅ 棒グラフの書式設定ポイント
設定項目 推奨値 理由
Y軸の最小値 0 0以外だと比較が歪む
データラベル オン(項目少ない場合) 正確な値がわかる
並べ替え 値の降順 ランキングが明確になる
単色または意味のある色分け シンプルで見やすい

📈 3. 折れ線グラフ(Line Chart)

トレンドと時系列データに最適

折れ線グラフは時系列データの変化を表現するのに最適です。複数系列の比較も得意です。

📊 折れ線グラフの種類
種類 用途 特徴
折れ線グラフ 基本的なトレンド表示 シンプルで見やすい
面グラフ 累積・全体量と内訳 線の下が塗りつぶされる
積み上げ面グラフ 構成の推移 カテゴリごとに積み上げ
複合グラフ 異なる単位の比較 棒+折れ線の組み合わせ
📊 折れ線グラフの作成例
【月別売上推移】

作成手順:
1. 「折れ線グラフ」を選択
2. X軸: 日付[年月]
3. Y軸: [売上]メジャー
4. 凡例: 商品[カテゴリ](複数系列にする場合)

結果:
   売上
    ┃       ╱╲ ── 家電
    ┃    ╱╲╱  ╲
    ┃   ╱      ╲╱ -- 食品
    ┃  ╱
    ┗━━━━━━━━━━━━━━
     1月 2月 3月 4月 5月

書式設定:
├─ マーカー: オン(データポイント表示)
├─ 線の太さ: 2-3px
├─ 凡例: 右側または下側
└─ データラベル: オフ(見やすさ優先)
📊 複合グラフの作成例(売上と利益率)
【売上(棒)と利益率(折れ線)の複合グラフ】

作成手順:
1. 「折れ線グラフおよび積み上げ縦棒グラフ」を選択
2. 共有軸: 日付[年月]
3. 縦棒の値: [売上]メジャー
4. 折れ線の値: [利益率(%)]メジャー

結果:
  売上(百万)          利益率(%)
    ┃   ╱╲           40%
  4 ┃  ╱██╲  ╱╲     30%
  3 ┃ ╱ ██ ╲╱ ╲     20%
  2 ┃██ ██ ██ ██╲   10%
  1 ┃██ ██ ██ ██     0%
    ┗━━━━━━━━━━━━━
     1月 2月 3月 4月
     ██ = 売上(左軸)
     ─ = 利益率(右軸)

特徴:
├─ 2つの軸(左と右)
├─ 異なるスケールでも比較可能
└─ 売上と利益率の関係が見える
💡 折れ線グラフのベストプラクティス
ポイント 説明
系列数は4-5本まで それ以上は見づらい。小さい系列は「その他」にまとめる
マーカーを活用 データポイントが少ない場合はマーカーを表示
色は区別しやすく 似た色を避け、色覚に配慮した配色を選ぶ
Y軸は0から始める 変化を誇張しないため(例外:株価チャートなど)

🥧 4. 円グラフとドーナツチャート

構成比・シェアの表現に

円グラフは全体に占める割合を表現するのに適しています。ただし、項目数が多いと見づらくなるので注意が必要です。

📊 円グラフとドーナツの比較
種類 特徴 適した場面
円グラフ シンプル、扇形で構成比を表示 基本的な構成比表示
ドーナツチャート 中央に合計やKPIを配置可能 中央にラベルを入れたい場合
📊 円グラフの作成例
【カテゴリ別売上構成比】

作成手順:
1. 「円グラフ」を選択
2. 凡例: 商品[カテゴリ]
3. 値: [売上]メジャー

結果:
      ┌───────┐
     ╱   家電    ╲
    ╱    40%     ╲
   ├──────────────┤
   │ 食品  │ 衣料 │
   │ 35%  │ 25%  │
    ╲           ╱
     ╲         ╱
      └───────┘

書式設定:
├─ 詳細ラベル: カテゴリ名 + パーセント
├─ 凡例: 右側
├─ 色: カテゴリごとに区別
└─ タイトル: 「カテゴリ別構成比」
⚠️ 円グラフ使用時の注意点
注意点 説明と対策
項目数は5-7個まで それ以上は「その他」にまとめる。多い場合は棒グラフを使用
正確な比較は困難 扇形の面積比較は人間には難しい。正確さが必要なら棒グラフ
時系列には不向き トレンドは見えない。時系列は折れ線グラフを使用
複数の円グラフ比較は困難 年ごとの比較などは100%積み上げ棒グラフが見やすい

📋 5. テーブルとマトリックス

詳細データの表示に最適

グラフでは見えない詳細な数値を確認したい場合に使用します。マトリックスはExcelのピボットテーブルに似た機能を持っています。

📊 テーブルとマトリックスの違い
項目 テーブル マトリックス
構造 行のみ(縦方向) 行と列(縦横両方)
用途 リスト表示、詳細データ クロス集計、多次元分析
階層 なし 展開/折りたたみ可能
小計・総計 総計のみ 行小計、列小計、総計
類似機能 Excelの表 Excelのピボットテーブル
📊 マトリックスの作成例
【年×カテゴリの売上マトリックス】

作成手順:
1. 「マトリックス」を選択
2. 行: 商品[カテゴリ]
3. 列: 日付[年]
4. 値: [売上]メジャー

結果:
カテゴリ │   2022年  │   2023年  │   2024年  │   合計
─────────┼───────────┼───────────┼───────────┼──────────
家電     │ 3,000,000 │ 3,500,000 │ 4,200,000 │ 10,700,000
食品     │ 2,000,000 │ 2,300,000 │ 2,800,000 │  7,100,000
衣料     │ 1,500,000 │ 1,800,000 │ 2,200,000 │  5,500,000
─────────┼───────────┼───────────┼───────────┼──────────
合計     │ 6,500,000 │ 7,600,000 │ 9,200,000 │ 23,300,000

特徴:
├─ 行と列の両方でグループ化
├─ 小計・総計の自動計算
└─ 展開/折りたたみ機能あり
✅ 条件付き書式の種類
種類 説明 使用例
データバー 値の大きさを棒の長さで表現 売上の大小比較
背景色 値の範囲でセルの色を変更 ヒートマップ的表現
フォント色 値の範囲で文字色を変更 プラスは緑、マイナスは赤
アイコン 値の範囲でアイコンを表示 ▲▼、🔴🟡🟢など

📇 6. カードとKPI

重要な数値を強調表示

ダッシュボードの冒頭に配置して、重要なKPIを一目で伝えるのに最適です。

📊 カード系ビジュアルの種類
種類 特徴 使用場面
カード 単一の数値を大きく表示 合計売上、顧客数など
複数行カード 複数のKPIを縦に並べて表示 売上・利益・顧客数をまとめて
KPI 現在値+トレンド+目標を表示 目標達成率、前年比
📊 カードとKPIの作成例
【カードの作成】
1. 「カード」を選択
2. フィールド: [売上]メジャー

結果:
┌─────────────────┐
│    合計売上      │
│                 │
│  ¥10,000,000    │
│                 │
└─────────────────┘

【KPIの作成】
1. 「KPI」を選択
2. インジケーター: [売上]
3. トレンド軸: 日付[年月]
4. 目標: [目標売上] または固定値

結果:
┌─────────────────────┐
│     今月の売上       │
│    ¥1,200,000       │
│       ▲ 8.5%        │
│                     │
│   ╱────  目標達成!   │
│  目標: 1,100,000    │
└─────────────────────┘

特徴:
├─ 現在値、トレンド、目標を1つに
├─ 達成/未達成が一目瞭然
└─ ミニチャートでトレンド表示
💡 カードの配置パターン
【ダッシュボード上部にKPIを並べる】

┌─────────┬─────────┬─────────┬─────────┐
│ 売上    │ 利益    │ 顧客数   │ 前年比  │
│ 10.2M   │ 3.8M    │ 1,250   │ +12.5%  │
│ ▲5.2%  │ ▲8.1%  │ ▲3.2%  │  ▲     │
└─────────┴─────────┴─────────┴─────────┘

この配置のメリット:
├─ 重要KPIが一目でわかる
├─ 前年比やトレンドも同時に表示
└─ ダッシュボードの最上部に配置

🎛️ 7. スライサーとフィルター

インタラクティブなフィルタリング

スライサーを使うと、ユーザーが自分でデータを絞り込めるダッシュボードを作れます。

📊 スライサーのスタイル
スタイル 特徴 適した場面
リスト チェックボックス形式 複数選択、項目数が少ない
ドロップダウン 省スペース スペースが限られている場合
タイル ボタン形式、横並び 地域や年など、選択肢が少ない
範囲スライダー 数値や日付の範囲選択 日付範囲、金額範囲
相対日付 「過去30日」などの相対指定 動的な日付フィルター
📊 スライサーの作成例
【リストスライサー】
┌────────────────┐
│ カテゴリ        │
│ ☑ 家電         │
│ ☑ 食品         │
│ ☐ 衣料         │
└────────────────┘

【タイルスライサー】
┌────────────────────────────┐
│ [2022] [2023] [2024]       │
└────────────────────────────┘

【範囲スライダー】
┌────────────────────────────┐
│ 売上範囲                    │
│ ○────────────○            │
│ 0          10M              │
└────────────────────────────┘

【相対日付スライサー】
┌────────────────┐
│ 期間 ▼         │
│ ○ 過去7日     │
│ ● 過去30日    │
│ ○ 過去3ヶ月   │
│ ○ 今年       │
└────────────────┘
✅ スライサーの推奨設定
設定項目 推奨値 理由
単一選択 オフ(複数選択可) ユーザーの自由度が高まる
すべて選択 表示 一括選択/解除が便利
検索ボックス 項目10個以上なら表示 目的の項目を素早く見つけられる
レスポンシブ オン 画面サイズに応じて自動調整
🔧 フィルターの3つのレベル
レベル 影響範囲 使用例
ビジュアルレベル 特定のビジュアルのみ このグラフは売上>0のみ表示
ページレベル 現在のページ全体 このページは2024年のみ
レポートレベル すべてのページ 全ページで日本のみ表示

🎨 8. その他の便利なビジュアル

特殊な分析に使えるビジュアル

ゲージ、ウォーターフォール、散布図、ツリーマップなど、特定の分析に役立つビジュアルを紹介します。

📊 その他のビジュアル一覧
ビジュアル 用途 使用例
ゲージ 目標達成率、進捗率 予算達成率70%
ウォーターフォール 増減の内訳を表示 売上→利益の計算過程
散布図 2変数の相関、外れ値発見 広告費と売上の関係
ツリーマップ 階層データ、構成比(円グラフの代替) カテゴリ別売上の内訳
地図 地理データの可視化 都道府県別売上
リボンチャート ランキングの推移 年ごとの商品ランキング変動
📊 ゲージとウォーターフォールの例
【ゲージ】
作成: 値=[売上], 目標=[目標売上], 最大=目標×120%

      ┌─────────┐
     ╱    70%    ╲
    ╱      ●      ╲
   │━━━━━━●━━━━━│
    ╲   目標達成  ╱
     ╲          ╱
      └─────────┘

カラー設定:
├─ 0-70%: 赤(未達成)
├─ 70-100%: 黄(やや達成)
└─ 100%+: 緑(達成!)

【ウォーターフォール】
作成: カテゴリ=要因, Y軸=金額

   金額
    ┃ 開始  +売上 -原価 -経費  最終
  3 ┃ ██           ▓▓
  2 ┃ ██    ██    ▓▓    ▒▒
  1 ┃ ██    ██    ▓▓    ▒▒   ██
    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ██ = プラス要因
     ▓▓▒▒ = マイナス要因

例: 開始100万 + 売上増50万 - 原価20万 - 経費10万 = 最終120万
📊 散布図とツリーマップの例
【散布図】
作成: X軸=広告費, Y軸=売上, 詳細=商品名, サイズ=利益

   売上
    ┃       ●
    ┃     ●  ●
    ┃   ●  ●
    ┃ ●  ●
    ┗━━━━━━━━━━
       広告費

分析: 右上がり = 正の相関(広告費が多いほど売上も多い)

【ツリーマップ】
作成: グループ=カテゴリ, 値=売上, 色の彩度=利益率

┌───────────────────────┐
│    家電(40%)          │
│  ┌─────────┬─────────┐ │
│  │ 商品A   │ 商品B   │ │
├──┴─────────┴─────────┤
│    食品(35%)          │
├─────────┬─────────────┤
│  衣料    │   その他    │
│  (20%)  │   (5%)     │
└─────────┴─────────────┘

四角形のサイズ = 売上
色の濃さ = 利益率

📝 STEP 39 のまとめ

✅ このステップで学んだこと
  • 棒グラフ:カテゴリ比較、ランキング表示
  • 折れ線グラフ:トレンド、時系列データ
  • 円グラフ・ドーナツ:構成比、シェア(項目5-7個まで)
  • テーブル・マトリックス:詳細データ、クロス集計
  • カード・KPI:重要指標の強調、目標比較
  • スライサー:インタラクティブフィルター
  • その他:ゲージ、散布図、ツリーマップなど
💡 ビジュアル選択の早見表
伝えたいこと 最適なビジュアル
カテゴリを比較したい 棒グラフ(縦棒・横棒)
トレンドを見せたい 折れ線グラフ
構成比を見せたい 円グラフ、ドーナツ、ツリーマップ
詳細データを確認したい テーブル、マトリックス
KPIを強調したい カード、KPI
目標との比較 KPI、ゲージ
相関関係を分析したい 散布図
増減の内訳を見せたい ウォーターフォール
🎯 最重要ポイント

ビジュアル選びは「何を伝えたいか」で決まります!

比較なら棒グラフ、トレンドなら折れ線、構成比なら円グラフ。

迷ったら、まず棒グラフから始めましょう。

Power BIの豊富なビジュアルを使いこなせば、どんなデータも美しく、わかりやすく表現できます!

📝 実践演習

演習 1 基礎

売上データを使って、以下のビジュアルを作成してください:
1. 商品別売上の縦棒グラフ
2. 月別売上の折れ線グラフ
3. カテゴリ別構成比の円グラフ

【基本ビジュアルの作成手順】
ビジュアル 作成手順
1. 縦棒グラフ 「集合縦棒グラフ」選択 → X軸: 商品名 → Y軸: 売上メジャー → タイトル・データラベル設定
2. 折れ線グラフ 「折れ線グラフ」選択 → X軸: 年月 → Y軸: 売上メジャー → マーカーオン
3. 円グラフ 「円グラフ」選択 → 凡例: カテゴリ → 値: 売上 → 詳細ラベル設定
演習 2 応用

KPIダッシュボードを作成してください:
– 左上に合計売上のカード
– 右上に売上のKPIビジュアル(目標:1200万円)
– 下部に商品別売上のマトリックス(年×商品)
– スライサーで年を選択可能にする

【KPIダッシュボードの構築】
コンポーネント 設定内容
カード(左上) フィールド: 売上メジャー、ラベル: 「合計売上」、通貨形式
KPI(右上) インジケーター: 売上、トレンド: 年月、目標: 12000000
マトリックス(下部) 行: 商品名、列: 年、値: 売上、条件付き書式: データバー
スライサー(左側) フィールド: 年、スタイル: リスト、複数選択: オン
チャレンジ 発展

売上トレンド分析ページを作成してください:
– 複合グラフ(売上と利益率)
– 前年比をKPIカードで表示
– 地域別スライサー
– 条件付き書式付きテーブル(成長率で色分け)

【高度なトレンド分析ダッシュボード】
コンポーネント 設定内容
複合グラフ 「折れ線+縦棒」選択、共有軸: 年月、縦棒: 売上、折れ線: 利益率(%)、2軸設定
前年比カード メジャー作成: 前年比率 = DIVIDE(売上-前年売上, 前年売上)、条件付き書式で色分け
地域スライサー フィールド: 地域、スタイル: タイル(横並び)、配置: 最上部
条件付きテーブル 列: 商品名、売上、前年比率、条件付き書式: >=10%緑、0-10%薄緑、<0%赤

必要なメジャー:利益率(%) = DIVIDE(売上-原価, 売上)*100、前年売上 = CALCULATE(SUM(売上), SAMEPERIODLASTYEAR(日付))

❓ よくある質問

Q1: どのビジュアルを使えばいいかわかりません
伝えたい内容で選びましょう。

比較したい → 棒グラフ
トレンドを見たい → 折れ線グラフ
構成比を見たい → 円グラフ、ドーナツ
詳細を確認したい → テーブル、マトリックス
KPIを強調したい → カード、KPI

迷ったらまず棒グラフから始めましょう!
Q2: ビジュアルが思った通りに表示されません
フィールドの配置を確認してください。

よくあるミス:
・メジャーを軸に配置してしまう
・ディメンションを値に配置してしまう
・集計方法が間違っている(SUM/AVG/COUNT)

確認ポイント:
1. 軸にはディメンション(カテゴリ、日付など)
2. 値にはメジャー(売上、数量など)
3. 集計方法が正しいか(Σアイコンをクリック)
Q3: スライサーが他のビジュアルに影響しません
ビジュアルの相互作用を確認してください。

手順:
1. スライサーを選択
2. 「書式」タブ → 「相互作用の編集」
3. 他のビジュアルのアイコンを確認
・フィルター(じょうご): 影響あり
・なし(禁止マーク): 影響なし
4. 必要に応じてアイコンをクリックして変更
Q4: 条件付き書式が設定できません
対応しているビジュアルか確認してください。

条件付き書式が使える:テーブル、マトリックス、カード(一部)
使えない:棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ

グラフで色を変えたい場合は、データバインディングで色列を指定するか、計算列で色を決めてから使用します。
Q5: ビジュアルのサイズを揃えたい
「表示」タブのグリッド機能を使いましょう。

1. 「表示」タブ → 「グリッド線」: オン
2. 「表示」タブ → 「オブジェクトにスナップ」: オン
3. Ctrlキーで複数選択 → 「書式」タブ → 「配置」
4. 左揃え、上揃え、幅を揃える、等間隔に配置
Q6: 円グラフの項目が多すぎて見づらいです
5-7項目を超える場合は、別のビジュアルを検討してください。

対策:
・小さい項目を「その他」にまとめる(DAXで計算)
・横棒グラフに変更(多数項目でも見やすい)
・ツリーマップに変更(階層表現も可能)
・Top N フィルターで上位のみ表示
Q7: 複合グラフの2軸がうまく設定できません
「折れ線グラフおよび積み上げ縦棒グラフ」を使用してください。

手順:
1. 複合グラフビジュアルを選択
2. 「縦棒の値」に1つ目のメジャー(例:売上)
3. 「折れ線の値」に2つ目のメジャー(例:利益率)
4. 自動的に2軸(左:縦棒、右:折れ線)が設定される
5. 書式設定で各軸のタイトル・範囲を調整
📝

学習メモ

BIツール入門 - Step 39

📋 過去のメモ一覧
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