STEP 7:基本的なビジュアライゼーションの作成(棒グラフ)

📊 STEP 7: 基本的なビジュアライゼーションの作成(棒グラフ)

データ分析の基本!4種類の棒グラフを完全マスターしよう

📋 このステップで学ぶこと

  • 棒グラフとは何か、いつ使うのか
  • 縦棒グラフ(Vertical Bar Chart)の作成方法
  • 横棒グラフ(Horizontal Bar Chart)の作成方法
  • 積み上げ棒グラフ(Stacked Bar Chart)の作成方法
  • グループ化棒グラフ(Grouped Bar Chart)の作成方法
  • 棒グラフのカスタマイズ(色、ラベル、並び替え)

前提: STEP 6でディメンションとメジャーを理解していること

📊 1. 棒グラフとは?

まずは身近な例で考えてみよう

棒グラフ(Bar Chart)は、カテゴリごとの数値を棒の長さで比較するグラフです。私たちが日常でよく目にするグラフの一つです。

🏫 身近な例:クラスのテスト点数分布

小学校のテストで、クラスの点数分布を表示する場合を想像してみてください。

90-100点 ████████ 8人 80-89点 ██████████████ 14人 70-79点 ██████ 6人 60-69点 ████ 4人 0-59点 ██ 2人

棒の長さを見るだけで、「80-89点が一番多いな」とすぐにわかりますよね。これが棒グラフの力です!

棒グラフの仕組み

棒グラフは、2つの軸で構成されています。

📐 棒グラフの2つの軸
役割
横軸(X軸) カテゴリ(分類)を表示 商品名、地域名、月など
縦軸(Y軸) 数値(量)を表示 売上金額、個数、人数など

Tableauでは:横軸(X軸)= 列シェルフ、縦軸(Y軸)= 行シェルフ に対応します。

棒グラフを使うべき場面

棒グラフは万能ではありません。適した場面と適さない場面があります。

✅ 棒グラフが適している場面
場面 具体例
カテゴリ間の比較 商品別売上、地域別売上、部門別売上
ランキング表示 売上トップ10、人気商品ベスト5
割合と内訳の表示 市場シェア、構成比(積み上げ棒グラフ)
期間ごとの比較 月別売上、年別売上(カテゴリが少ない場合)
❌ 棒グラフが適さない場面
場面 理由 代わりに使うグラフ
連続的な変化 株価や気温の推移など、滑らかな変化を見たい 折れ線グラフ
割合だけを見たい 全体を100%として構成比だけ見たい 円グラフ
2つの変数の関係 身長と体重の関係など 散布図

📏 2. 縦棒グラフ(Vertical Bar Chart)

縦棒グラフとは

縦棒グラフは、最も基本的な棒グラフです。棒が縦方向に伸びるタイプで、横軸にカテゴリ、縦軸に数値を表示します。

💡 なぜ「縦」棒グラフから始めるのか

縦棒グラフは、Tableauで最もシンプルに作成でき、最も直感的に理解できるグラフです。これをマスターすれば、他の棒グラフも簡単に作成できるようになります。

【準備】サンプルデータを作成しよう

まず、練習用のデータを作成します。Excelまたはメモ帳で以下のデータを入力してください。

📝 サンプルデータ(product_sales.xlsx)

Excelで新しいファイルを作成し、以下のデータを入力してください。

商品名 売上
ノートPC 250000
タブレット 180000
スマホ 320000
モニター 120000
キーボード 45000

ファイル名「product_sales.xlsx」で保存してください。

【実践】縦棒グラフを作成しよう

それでは、実際に縦棒グラフを作成してみましょう。手順はたった3ステップです。

🔌 ステップ1:データに接続する
  1. Tableau Publicを起動
  2. 「Connect」→「Microsoft Excel」を選択
  3. 「product_sales.xlsx」を開く
  4. 画面下部の「Sheet 1」タブをクリックしてワークシートに移動
📊 ステップ2:フィールドを配置する

ここが棒グラフ作成の核心部分です。

  1. データペイン(左側)から「商品名」を見つける
  2. 「商品名」を列シェルフ(画面上部の「列」と書かれた場所)にドラッグ&ドロップ
  3. データペインから「売上」を見つける
  4. 「売上」を行シェルフ(「行」と書かれた場所)にドラッグ&ドロップ
🎉 ステップ3:完成!

たったこれだけで、縦棒グラフが表示されます!

画面中央に、5つの商品の売上を比較する縦棒グラフが表示されているはずです。スマホの棒が一番高く(売上320,000円)、キーボードが一番低い(売上45,000円)ことが一目でわかります。

💡 なぜこれで棒グラフができるの?

Tableauは、配置されたフィールドの種類を自動判別します。

  • 列シェルフに「商品名」(ディメンション)→ 横軸にカテゴリを配置
  • 行シェルフに「売上」(メジャー)→ 縦軸に数値を配置
  • 自動で棒グラフを選択→ Tableauが最適なグラフを判断
✅ 確認ポイント
  • 横軸(X軸)に商品名(5つ)が表示されている
  • 縦軸(Y軸)に売上金額が表示されている
  • 各商品の棒の高さが、売上額に比例している
  • 「スマホ」の棒が最も高い(売上が最大)
  • 「キーボード」の棒が最も低い(売上が最小)

縦棒グラフをカスタマイズしよう

基本の棒グラフができたら、見た目を整えてより分かりやすくしましょう。

🎨 カスタマイズ1:色を変更する

すべての棒を同じ色に変更する方法です。

  1. 画面左側のマークカードを見つける
  2. 」をクリック
  3. カラーパレットが表示される
  4. 好きな色をクリック(例:青色)
  5. すべての棒の色が変わる
🎨 カスタマイズ2:商品ごとに色を変える

各商品を異なる色で表示する方法です。

  1. データペインから「商品名」をドラッグ
  2. マークカードの「」にドロップ
  3. 各商品に異なる色が自動で割り当てられる
  4. 画面右側に凡例(どの色がどの商品か)が表示される
🏷️ カスタマイズ3:ラベル(数値)を表示する

各棒の上に売上金額を表示する方法です。

  1. データペインから「売上」をドラッグ
  2. マークカードの「ラベル」にドロップ
  3. 各棒の上に金額が表示される

ポイント:ラベルがあると、正確な数値が一目でわかるので便利です!

📊 カスタマイズ4:売上順に並べ替える

棒を売上の高い順(降順)に並べ替える方法です。

方法1:ツールバーを使う(簡単)

  1. ツールバー(画面上部)の「降順ソート」ボタンをクリック
    (下向き矢印のアイコン)
  2. 売上の高い順に並び替わる

方法2:軸から設定する(詳細設定可能)

  1. 列シェルフの「商品名」を右クリック
  2. 並べ替え」を選択
  3. 並べ替えの詳細設定画面が開く
  4. 「フィールド」で「売上」を選択、「降順」を選択

↔️ 3. 横棒グラフ(Horizontal Bar Chart)

横棒グラフとは

横棒グラフは、縦棒グラフを90度回転させたグラフです。棒が横方向に伸び、縦軸にカテゴリ、横軸に数値を表示します。

📊 縦棒 vs 横棒:いつどちらを使う?
状況 推奨 理由
カテゴリ名が短い 縦棒 横軸のラベルが読みやすい
カテゴリ名が長い 横棒 縦軸なら長いラベルも表示しやすい
カテゴリ数が少ない(5個以下) 縦棒 視覚的にスッキリ
カテゴリ数が多い(10個以上) 横棒 縦にスクロールしやすい
時系列データ 縦棒 左から右への時間の流れが自然
ランキング表示 横棒 上から下への順位が自然

【実践】横棒グラフを作成しよう

横棒グラフの作成方法は2つあります。どちらも簡単です。

📊 方法1:フィールドの配置を入れ替える(新規作成時)

縦棒グラフとはに配置します。

  1. 「商品名」を行シェルフにドラッグ(縦棒では列シェルフでした)
  2. 「売上」を列シェルフにドラッグ(縦棒では行シェルフでした)
  3. 横棒グラフが表示される
🔄 方法2:縦棒グラフから変換する(既存のグラフがある場合)

すでに縦棒グラフを作成済みの場合、ワンクリックで変換できます。

  1. 縦棒グラフが表示された状態で
  2. ツールバーの「行と列を入れ替え」アイコンをクリック
    (四角の中に矢印が2つあるアイコン)
  3. 縦棒グラフが横棒グラフに変わる
💡 覚え方のコツ

「カテゴリを置いた場所に棒が並ぶ」と覚えましょう。
・列シェルフにカテゴリ → 棒が横に並ぶ → 縦棒グラフ
・行シェルフにカテゴリ → 棒が縦に並ぶ → 横棒グラフ

📚 4. 積み上げ棒グラフ(Stacked Bar Chart)

積み上げ棒グラフとは

積み上げ棒グラフは、1つの棒の中に複数のカテゴリを積み重ねて表示するグラフです。「全体の合計」と「その内訳」を同時に見ることができます。

🎂 身近な例:積み上げ棒グラフはケーキのようなもの

3段重ねのケーキを想像してください。

  • ケーキ全体の高さ = 全体の合計(例:地域の総売上)
  • 各段の高さ = 内訳(例:商品別の売上)
  • 段の色 = カテゴリの区別(例:ノートPC、タブレット、スマホ)

【準備】積み上げ用のサンプルデータ

積み上げ棒グラフを作成するには、2つ以上のカテゴリを持つデータが必要です。以下のデータを新しく作成してください。

📝 サンプルデータ(regional_sales.xlsx)

Excelで新しいファイルを作成し、以下のデータを入力してください。

地域 商品 売上
東京 ノートPC 100000
東京 タブレット 80000
東京 スマホ 120000
大阪 ノートPC 80000
大阪 タブレット 60000
大阪 スマホ 100000
福岡 ノートPC 70000
福岡 タブレット 40000
福岡 スマホ 100000

ファイル名「regional_sales.xlsx」で保存してください。

【実践】積み上げ棒グラフを作成しよう

積み上げ棒グラフは、「色」マークを使うのがポイントです。

📊 積み上げ棒グラフの作成手順
  1. データに接続:「regional_sales.xlsx」を開く
  2. 列シェルフに配置:「地域」をドラッグ
  3. 行シェルフに配置:「売上」をドラッグ
  4. 色マークに配置:「商品」をマークカードの「色」にドラッグ
🎉 完成!読み取れる情報

積み上げ棒グラフが表示されました。このグラフから以下のことがわかります。

  • 棒の高さ(全体):各地域の売上合計
    → 東京が一番高い(30万円)、福岡が一番低い(21万円)
  • 色の領域(内訳):各商品の売上
    → どの地域もスマホ(1色)の割合が大きい
  • 地域間の比較:東京、大阪、福岡の売上規模と構成の違い
💡 なぜ「色」マークを使うと積み上がるの?

「色」マークにディメンション(カテゴリ)を配置すると、Tableauは同じ棒の中でそのカテゴリごとに色分けして積み重ねます。これが積み上げ棒グラフの仕組みです。

100%積み上げ棒グラフ(割合表示)

すべての棒を同じ高さ(100%)にして、割合だけを比較したい場合があります。これを「100%積み上げ棒グラフ」と呼びます。

📊 100%積み上げ棒グラフの作成方法

通常の積み上げ棒グラフを作成した後、以下の操作を行います。

  1. 行シェルフの「SUM(売上)」を右クリック
  2. クイック表計算」を選択
  3. 合計に対する割合」をクリック
  4. すべての棒が同じ高さ(100%)になり、割合で表示される
📊 通常の積み上げ vs 100%積み上げ
項目 通常の積み上げ 100%積み上げ
棒の高さ 実際の合計値 すべて同じ(100%)
わかること 合計と内訳の両方 構成比(割合)のみ
使う場面 売上規模も知りたい 構成の違いだけ比較したい

👥 5. グループ化棒グラフ(Grouped Bar Chart)

グループ化棒グラフとは

グループ化棒グラフ(別名:並列棒グラフ、クラスター棒グラフ)は、カテゴリごとに複数の棒を横に並べて表示するグラフです。

📊 積み上げ vs グループ化の違い
項目 積み上げ棒グラフ グループ化棒グラフ
見た目 棒が縦に積み重なる 棒が横に並ぶ
わかりやすさ 全体の合計がわかりやすい 個別の値がわかりやすい
適した場面 全体と内訳を見たい カテゴリ間を直接比較したい
欠点 真ん中の段は比較しにくい 合計がわかりにくい

【実践】グループ化棒グラフを作成しよう

先ほどと同じ「regional_sales.xlsx」データを使用します。

📊 グループ化棒グラフの作成手順

ポイントは、列シェルフに2つのフィールドを配置することです。

  1. 列シェルフに配置1:「地域」をドラッグ
  2. 列シェルフに配置2:「商品」も列シェルフにドラッグ(地域の右側に配置)
  3. 行シェルフに配置:「売上」をドラッグ
  4. 色マークに配置(任意):「商品」を色マークにもドラッグ(見やすくするため)
🎉 完成!読み取れる情報

グループ化棒グラフが表示されました。

  • 同じ商品を地域で比較:ノートPCは東京が一番高い、スマホはどの地域も同じくらい
  • 同じ地域で商品を比較:東京ではスマホが一番売れている
  • 個別の値が明確:積み上げより各値が読み取りやすい
💡 使い分けの具体例

質問:「東京、大阪、福岡で、どの地域の売上が一番多い?」
積み上げ棒グラフを使う(棒の高さ=合計がわかる)

質問:「ノートPCは、どの地域で一番売れている?」
グループ化棒グラフを使う(ノートPCの棒だけを直接比較できる)

🎨 6. 棒グラフの高度なカスタマイズ

よく使うカスタマイズ機能

棒グラフをより見やすく、プロフェッショナルに仕上げるためのテクニックを紹介します。

📏 カスタマイズ1:棒の太さを調整する
  1. マークカードの「サイズ」スライダーを見つける
  2. 左に動かす → 棒が細くなる
  3. 右に動かす → 棒が太くなる

ポイント:カテゴリ数が多いときは細めに、少ないときは太めにすると見やすくなります。

📊 カスタマイズ2:Y軸を0から始める

Tableauは自動で最適な範囲を設定しますが、棒グラフではY軸を0から始めるのがベストプラクティスです。

  1. Y軸(縦軸の数字の部分)を右クリック
  2. 軸の編集」を選択
  3. 「範囲」セクションで「固定」を選択
  4. 「固定開始」を「0」に設定
  5. 「OK」をクリック
⚠️ なぜY軸を0から始めるべきなのか?

Y軸を途中から始めると、差が実際より大きく見えて誤解を招くことがあります。

例:売上100万円と110万円を比較する場合

  • Y軸が90万円から始まる場合:110万円の棒が100万円の棒の2倍に見える(誤解)
  • Y軸が0から始まる場合:差は10%程度だと正しく認識できる
💰 カスタマイズ3:金額表示を円マーク付きにする
  1. 行シェルフの「SUM(売上)」を右クリック
  2. 書式設定」を選択
  3. 左側に「書式設定」パネルが表示される
  4. 「数値」のドロップダウンをクリック
  5. 通貨(カスタム)」を選択
  6. Y軸とラベルに¥マークが付く
🏷️ カスタマイズ4:タイトルをつける
  1. シートタブ(画面下部)の名前をダブルクリック
  2. わかりやすい名前に変更(例:「商品別売上」)
  3. または、画面上部のタイトル部分をダブルクリックして編集

✨ 7. 棒グラフのベストプラクティス

棒グラフを作成する際に守るべきルールと、避けるべきことをまとめました。

✅ やるべきこと(Do)
ルール 理由
Y軸は0から始める 差の誤解を防ぐため
並べ替えを活用 降順にすると大小関係がわかりやすい
ラベルを追加 正確な数値がわかる
色は意味を持たせる 目標達成=緑、未達成=赤など
タイトルをつける 何のグラフかすぐわかる
❌ 避けるべきこと(Don’t)
避けること 理由
3D効果 見にくくなり、値を読み取りにくい
過度な装飾 シンプルが一番。データに集中させる
Y軸を途中から 差が誇張され、誤解を招く
カテゴリ多すぎ 10個以上は見にくい。絞り込むか横棒に
意味のない色分け 混乱を招く。色は情報を持たせる

📝 STEP 7 のまとめ

✅ このステップで学んだこと
  • 棒グラフは、カテゴリ間の比較に最適なグラフ
  • 縦棒グラフ:列シェルフ=カテゴリ、行シェルフ=数値
  • 横棒グラフ:行シェルフ=カテゴリ、列シェルフ=数値(縦棒と逆)
  • 積み上げ棒グラフ:色マークにカテゴリを配置して内訳を表示
  • グループ化棒グラフ:列シェルフに2つのカテゴリを配置して並列表示
  • カスタマイズ:色、ラベル、並べ替え、軸の調整で見やすく
  • ベストプラクティス:Y軸は0から、シンプルに、意味のある色分け
💡 最重要ポイント

棒グラフはデータ分析の基本中の基本です。この4種類の棒グラフを使い分けられるようになれば、ほとんどの比較分析ができます。まずは縦棒グラフをしっかりマスターし、そこから横棒、積み上げ、グループ化へと発展させていきましょう!

🎯 次のステップの準備

次のSTEP 8では、「折れ線グラフと推移分析」を学びます。棒グラフが「比較」に強いのに対し、折れ線グラフは「時間による変化」を見るのに最適です。時系列データの分析スキルを身につけましょう!

📝 理解度チェック

問題 1 基礎

縦棒グラフを作成するとき、カテゴリ(商品名など)はどこに配置しますか?

【解答】

列シェルフに配置します。

縦棒グラフでは、列シェルフにカテゴリ(ディメンション)、行シェルフに数値(メジャー)を配置します。「カテゴリを置いた場所に棒が並ぶ」と覚えましょう。列シェルフに置くと棒が横に並ぶので縦棒になります。

問題 2 基礎

積み上げ棒グラフを作成するには、何を「色」マークに配置しますか?

【解答】

積み上げたいカテゴリ(ディメンション)を配置します。

例えば、地域別の売上で商品ごとに積み上げたい場合は、「商品」を色マークに配置します。Tableauは色マークに配置されたカテゴリで棒を分割し、積み上げて表示します。

問題 3 応用

縦棒グラフと横棒グラフ、カテゴリ名が長い場合(「東京都渋谷区本社営業部」など)はどちらが適していますか?理由も説明してください。

【解答】

横棒グラフが適しています。

理由:縦棒グラフでは、カテゴリ名は横軸(X軸)に表示されます。カテゴリ名が長いと、文字が重なったり、斜めに表示されて読みにくくなります。一方、横棒グラフでは、カテゴリ名は縦軸(Y軸)に表示され、長い文字列でもスペースを確保しやすく読みやすくなります。

問題 4 応用

「積み上げ棒グラフ」と「グループ化棒グラフ」の違いを説明し、それぞれどんな場面で使うべきか例を挙げてください。

【解答】

積み上げ棒グラフ:1つの棒の中にカテゴリを積み重ねる
使う場面:「東京・大阪・福岡の売上総額を比較しつつ、商品構成も見たい」

グループ化棒グラフ:カテゴリごとに棒を横に並べる
使う場面:「ノートPCの売上を、東京・大阪・福岡で直接比較したい」

🎯 実践演習

演習 1 基礎

以下のデータで縦棒グラフを作成し、売上の高い順に並べ替えてください。

りんご: 1500円、みかん: 900円、バナナ: 1200円、ぶどう: 1800円

【手順】
  1. Excelでデータを作成(果物名 | 売上)
  2. Tableauに読み込み
  3. 「果物名」を列シェルフにドラッグ
  4. 「売上」を行シェルフにドラッグ
  5. ツールバーの「降順ソート」ボタンをクリック

結果:ぶどう(1800円)→ りんご(1500円)→ バナナ(1200円)→ みかん(900円)の順に並ぶ

演習 2 応用

演習1のグラフを横棒グラフに変換し、各棒に売上金額のラベルを追加してください。

【手順】
  1. 横棒グラフに変換:ツールバーの「行と列を入れ替え」アイコンをクリック
  2. ラベル追加:データペインから「売上」をマークカードの「ラベル」にドラッグ

確認:各棒の右側に金額が表示されていればOKです。

演習 3 応用

regional_sales.xlsxのデータを使って、積み上げ棒グラフを作成してください。地域ごとの売上合計と、商品別の内訳が見えるようにしましょう。

【手順】
  1. regional_sales.xlsxをTableauに読み込み
  2. 「地域」を列シェルフにドラッグ
  3. 「売上」を行シェルフにドラッグ
  4. 「商品」をマークカードの「色」にドラッグ

結果:東京・大阪・福岡の3本の棒が表示され、各棒の中がノートPC・タブレット・スマホの3色で積み上げられる

チャレンジ 発展

演習3と同じデータを使って、グループ化棒グラフを作成してください。商品ごとに地域を直接比較できるようにしましょう。

【手順】
  1. 新しいシートを作成
  2. 「商品」を列シェルフにドラッグ
  3. 「地域」も列シェルフにドラッグ(商品の右側)
  4. 「売上」を行シェルフにドラッグ
  5. 「地域」を色マークにもドラッグ(見やすくするため)

結果:ノートPC、タブレット、スマホのそれぞれで、東京・大阪・福岡の棒が横に並ぶ。「ノートPCは東京が一番」「スマホはどこも同じくらい」などが一目でわかる。

❓ よくある質問

Q1: 棒グラフが表示されず、違うグラフになってしまいます。
マークカードでグラフタイプを変更してください。

マークカードの「自動」と書かれたドロップダウンをクリックし、「棒」を選択します。Tableauはデータの種類によって自動でグラフタイプを選びますが、手動で変更することもできます。
Q2: 棒の色を商品ごとに変えたいのですが、うまくいきません。
「商品名」を「色」マークにドラッグしてください。

データペインから「商品名」(または色分けしたいフィールド)をドラッグし、マークカードの「色」にドロップします。Tableauが自動的に各商品に異なる色を割り当てます。
Q3: 積み上げ棒グラフで、真ん中の段の値が読みにくいです。
これは積み上げ棒グラフの弱点です。

対策としては、(1)ラベルを追加して数値を表示する、(2)グループ化棒グラフに切り替える、(3)インタラクティブ機能でマウスオーバー時に値を表示する、などがあります。比較が重要な場合はグループ化棒グラフを検討しましょう。
Q4: Y軸が0から始まらないのはなぜですか?
Tableauは自動で最適な範囲を設定するためです。

見やすくするための機能ですが、棒グラフでは誤解を招くことがあります。Y軸を右クリック→「軸の編集」→「範囲」を「固定」→開始を「0」に設定することで、0から始まるようになります。
Q5: 棒グラフと折れ線グラフ、どう使い分けますか?
比較したいか、変化を見たいかで決めます。

棒グラフ:カテゴリ間の比較(商品A vs B vs C)
折れ線グラフ:時間による変化(1月→2月→3月の推移)

月別売上など時系列データでも、月ごとの「比較」が目的なら棒グラフ、「トレンド」を見たいなら折れ線グラフが適しています。
Q6: カテゴリが20個以上あるのですが、見にくくなります。
いくつかの対策があります。

1. 横棒グラフに変更:縦にスクロールできるので見やすい
2. Top 10に絞り込む:フィルターで上位だけ表示
3. カテゴリをグループ化:小さいカテゴリを「その他」にまとめる
4. インタラクティブに:フィルターを追加して、見たい部分だけ表示
📝

学習メモ

BIツール入門 - Step 7

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