Step 53:実践プロジェクト4 – 予算管理・実績管理システム

💰 Step 53: 実践プロジェクト4 – 予算管理・実績管理システム

予算と実績を比較して、経営判断をサポートしよう!

📋 このステップで学ぶこと

  • 予算管理システムの設計
  • 予算入力フォームの作成
  • 実績データの自動連携
  • 予実対比レポートの作成
  • 差異分析(予算との差)
  • 達成率の自動計算
  • 視覚的なダッシュボード構築

レベル: これまで学んだすべての知識を統合する総合プロジェクト

📝 1. プロジェクト概要

予算管理・実績管理システムを構築し、経営計画の進捗を可視化します。

📋 システム要件(※横スクロールできます)

【システム要件】 ■ 目的 ・予算の策定と管理 ・実績との比較分析 ・差異の早期発見 ・経営判断のサポート ■ 機能 1. 予算管理 – 部門別・月別の予算設定 – 費用項目別の予算配分 – 年間予算の自動合計 2. 実績管理 – 売上データの自動取得 – 経費データの入力 – 月次・累計実績の集計 3. 予実対比 – 予算 vs 実績の比較 – 差異金額・差異率の計算 – 達成率の表示 – 進捗状況の可視化 4. レポート機能 – 月次レポート – 部門別分析 – 費用項目別分析 – グラフによる可視化 ■ 活用シーン ・月次経営会議の資料作成 ・予算超過の早期アラート ・費用削減ポイントの発見 ・次年度予算の策定
🔑 予算管理の重要性

なぜ予算管理が必要?

1. 目標の明確化
→ 「いくら売上が必要か」が明確に

2. 早期の問題発見
→ 月次で確認すれば軌道修正が可能

3. 資金繰りの安定
→ 支出を計画的に管理

4. 意思決定の根拠
→ データに基づいた経営判断

予算管理は経営の羅針盤です!

🏗️ 2. システム設計

予算管理システム全体の構造を設計します。

📋 シート構成(※横スクロールできます)

【シート構成】 ■ シート1: 予算入力 列: A: 部門 B: 項目カテゴリ(売上/経費) C: 項目名 D~O: 1月~12月の予算 P: 年間合計 行: 売上部門(営業部、EC事業部など) 経費項目(人件費、広告費、地代家賃など) ■ シート2: 実績入力 列: A: 日付 B: 部門 C: 項目カテゴリ D: 項目名 E: 金額 F: 備考 ■ シート3: 月次実績集計 レイアウト: 予算入力と同じ 計算: SUMIFSで実績入力から自動集計 ■ シート4: 予実対比 列: A: 部門 B: 項目カテゴリ C: 項目名 D~O: 各月の予算 P~AA: 各月の実績 AB~AM: 各月の差異 AN~AY: 各月の達成率 ■ シート5: ダッシュボード 表示内容: – 全体サマリー(予算・実績・達成率) – 月別推移グラフ – 部門別達成率 – 注意項目リスト(予算超過) – KPIカード

📊 システム構成イメージ

📝 シート1: 予算入力
役割: 月別・項目別の予算設定
機能: 年間予算の自動合計
💳 シート2: 実績入力
役割: 日々の実績データ入力
機能: 入力規則、ドロップダウン
📊 シート3: 月次実績集計
役割: 月別の実績自動集計
機能: SUMIFS、累計計算
📈 シート4: 予実対比
役割: 予算と実績の比較分析
機能: 差異計算、達成率、条件付き書式
📱 シート5: ダッシュボード
役割: 経営状況の可視化
機能: KPIカード、グラフ、アラート

📊 3. 予算入力シートの作成

予算入力シートで、月別・項目別の予算を管理します。

📋 基本構造の作成(※横スクロールできます)

【基本構造の作成】 ■ ヘッダー行(1行目) A1: 部門 B1: カテゴリ C1: 項目名 D1~O1: 1月~12月 P1: 年間合計 ■ データ行(2行目以降) 【売上部門】 A2: 営業部 B2: 売上 C2: 商品A売上 D2~O2: 各月の予算金額(手動入力) P2: =SUM(D2:O2) A3: 営業部 B3: 売上 C3: 商品B売上 (以下同様) 【経費項目】 A10: 全社 B10: 経費 C10: 人件費 D10~O10: 各月の予算金額 A11: 全社 B11: 経費 C11: 広告費 (以下同様)

📊 サンプル予算データ(※横スクロールできます)

【サンプル予算データ】 部門 カテゴリ 項目名 1月 2月 3月 … 年間合計 営業部 売上 商品A売上 5,000,000 5,000,000 5,000,000 … 60,000,000 営業部 売上 商品B売上 3,000,000 3,000,000 3,000,000 … 36,000,000 EC事業部 売上 EC売上 2,000,000 2,200,000 2,500,000 … 30,000,000 全社 経費 人件費 4,000,000 4,000,000 4,000,000 … 48,000,000 全社 経費 広告費 1,000,000 1,200,000 1,500,000 … 15,000,000 全社 経費 地代家賃 800,000 800,000 800,000 … 9,600,000 全社 経費 水道光熱費 150,000 150,000 150,000 … 1,800,000

📋 自動合計の設定(※横スクロールできます)

【自動合計の設定】 ■ 年間合計(P列) P2セルの数式: =SUM(D2:O2) 説明: 1月~12月の合計 ■ 月次合計(最終行) D20セル(1月の合計)の数式: =SUM(D2:D19) 説明: 各月の縦合計 ■ 総合計(右下) P20セルの数式: =SUM(P2:P19) または =SUM(D20:O20) ■ 条件付き書式(予算額の視覚化) 範囲: D2:O19 条件: カラースケール ・最小値: 白 ・中間値: 薄い青 ・最大値: 濃い青 効果: 金額の大小が色でわかる

💳 4. 実績入力シートの作成

実績入力シートで、日々の実績データを記録します。

📋 実績入力フォーム(※横スクロールできます)

【実績入力フォーム】 ■ A列: 日付(入力規則) ・データ型: 日付 ・形式: yyyy/mm/dd ■ B列: 部門(ドロップダウン) ・元の値: 営業部, EC事業部, 全社 ■ C列: カテゴリ(ドロップダウン) ・元の値: 売上, 経費 ■ D列: 項目名(ドロップダウン) ・元の値: 予算入力シートの項目リスト ■ E列: 金額(入力規則) ・データ型: 数値 ・条件: 0以上 ■ F列: 備考(任意入力)

📊 サンプル実績データ(※横スクロールできます)

【サンプル実績データ】 日付 部門 カテゴリ 項目名 金額 備考 2025-01-05 営業部 売上 商品A売上 1,200,000 初売りセール 2025-01-08 営業部 売上 商品A売上 800,000 2025-01-10 全社 経費 広告費 200,000 Google広告 2025-01-15 営業部 売上 商品B売上 600,000 2025-01-20 EC事業部 売上 EC売上 150,000 2025-01-25 全社 経費 人件費 4,000,000 月給支払 2025-01-31 全社 経費 地代家賃 800,000 家賃支払

📋 入力補助機能(※横スクロールできます)

【入力補助機能】 ■ 日付の自動入力 A2セルに今日の日付をデフォルト表示: =IF(B2=””,””,TODAY()) または、手動で入力 ■ データ検証 重複チェック: 同じ日・同じ項目の入力を警告 条件付き書式: =COUNTIFS($A:$A,A2,$D:$D,D2)>1 → 重複があれば黄色で警告 ■ 月末の自動判定 月末判定の数式: =IF(DAY(A2)=DAY(EOMONTH(A2,0)),”月末”,””) 説明: その月の最終日かどうか判定 ■ 金額の表示形式 E列の表示形式: ¥#,##0 → 桁区切りと通貨記号を表示

📈 5. 月次実績集計シートの作成

月次実績集計シートで、実績データを月別に自動集計します。

📋 集計の仕組み(※横スクロールできます)

【集計の仕組み】 ■ レイアウト: 予算入力と同じ 部門 カテゴリ 項目名 1月 2月 3月 … ■ D列(1月実績)の数式 D2セル: =SUMIFS(実績入力!$E:$E, 実績入力!$B:$B,$A2, 実績入力!$C:$C,$B2, 実績入力!$D:$D,$C2, 実績入力!$A:$A,”>=”&DATE(2025,1,1), 実績入力!$A:$A,”<"&DATE(2025,2,1)) 説明: ・実績入力シートから ・部門、カテゴリ、項目名が一致 ・かつ、1月の日付範囲内 ・の金額を合計 ■ E列(2月実績)の数式 E2セル: =SUMIFS(実績入力!$E:$E, 実績入力!$B:$B,$A2, 実績入力!$C:$C,$B2, 実績入力!$D:$D,$C2, 実績入力!$A:$A,">=”&DATE(2025,2,1), 実績入力!$A:$A,”<"&DATE(2025,3,1)) 以降の月も同様に日付範囲を変更

📋 累計実績の追加(※横スクロールできます)

【累計実績の追加】 ■ P列: 年間累計実績 P2セルの数式: =SUM(D2:O2) ■ 月次累計の表示(別エリアに作成) Q1: 月次累計 Q2: 1月累計 Q3: 2月累計 … 1月累計(R2): =D2 2月累計(R3): =D2+E2 または累計数式: =SUM($D2:E2) → 横にコピーすると自動で累計になる ■ 全社サマリー(売上・経費・利益) 別エリアに作成: 項目 1月累計 2月累計 3月累計 … 総売上 8,000,000 17,000,000 27,000,000 総経費 6,000,000 12,500,000 19,000,000 利益 2,000,000 4,500,000 8,000,000 利益の計算: =総売上-総経費

📊 6. 予実対比シートの作成

予実対比シートで、予算と実績の差異を分析します。

📋 予実対比の構造(※横スクロールできます)

【予実対比の構造】 ■ 基本レイアウト A列: 部門 B列: カテゴリ C列: 項目名 D~O列: 各月の予算(参照) P~AA列: 各月の実績(参照) AB~AM列: 各月の差異(計算) AN~AY列: 各月の達成率(計算) ■ D列(1月予算)の数式 D2セル: =予算入力!D2 ■ P列(1月実績)の数式 P2セル: =月次実績集計!D2 ■ AB列(1月差異)の数式 AB2セル: =P2-D2 説明: ・プラス: 実績が予算を上回る ・マイナス: 実績が予算を下回る ■ AN列(1月達成率)の数式 AN2セル: =IF(D2=0,””,P2/D2) 表示形式: パーセント(小数点1桁) 例: 120.5%

📋 条件付き書式(重要!)(※横スクロールできます)

【条件付き書式(重要!)】 ■ 差異の色分け(AB~AM列) 【売上の場合】 条件1: セルの値 > 0 書式: 青い背景(予算超過=良い) 条件2: セルの値 < 0 書式: 赤い背景(予算未達=悪い) 【経費の場合】 条件1: セルの値 < 0 書式: 青い背景(予算より節約=良い) 条件2: セルの値 > 0 書式: 赤い背景(予算超過=悪い) ■ 達成率の色分け(AN~AY列) 条件1: セルの値 >= 1.0(100%以上) 書式: 緑の背景 条件2: セルの値 >= 0.8 AND < 1.0(80~99%) 書式: 黄色の背景 条件3: セルの値 < 0.8(80%未満) 書式: 赤の背景

📊 予実対比の例(1月)

項目名 予算 実績 差異 達成率
商品A売上 ¥5,000,000 ¥5,500,000 +¥500,000 110%
商品B売上 ¥3,000,000 ¥2,700,000 -¥300,000 90%
広告費(経費) ¥1,000,000 ¥800,000 -¥200,000 80%

※ 売上: 差異がプラスなら青(良い)、マイナスなら赤(悪い)
※ 経費: 差異がマイナスなら青(節約=良い)、プラスなら赤(超過=悪い)

📈 7. ダッシュボードの作成

ダッシュボードで、経営状況を一目で把握できるようにします。

📋 KPIカードの作成(※横スクロールできます)

【全体サマリー(KPIカード)】 ■ 今月の予算・実績・達成率 大きく表示するKPIカード: ┌─────────────────┐ │ 今月の売上実績 │ │ │ │ ¥15,200,000 │ ← 大きな数字(24pt以上) │ │ │ 予算: ¥15,000,000│ │ 達成率: 101.3% │ ← 緑色で表示 │ ▲ +¥200,000 │ ← 上向き矢印 └─────────────────┘ 作成方法: 1. セルを結合して大きなエリアを作成 2. フォントサイズを大きく(24pt以上) 3. 条件付き書式で色分け 4. 枠線で囲む ■ 矢印の表示(上昇・下降) =IF(差異>0,”▲ +”&TEXT(差異,”#,##0″), IF(差異<0,"▼ "&TEXT(差異,"#,##0"),"→ 0"))

📊 グラフの作成(※横スクロールできます)

【月別推移グラフ】 ■ 売上の予実推移(組み合わせグラフ) データ範囲: ・X軸: 1月~12月 ・系列1: 予算(青い実線) ・系列2: 実績(オレンジの実線) ・系列3: 差異(棒グラフ) 作成手順: 1. 予算・実績データを選択 2. [挿入] → [おすすめグラフ] → [組み合わせ] 3. 予算・実績: 折れ線 4. 差異: 縦棒(第2軸) 5. タイトル: 「月別売上推移」 【部門別達成率(横棒グラフ)】 データ: 部門 達成率 営業部 105% EC事業部 98% 全社経費 92% グラフイメージ: 営業部 ████████████ 105% EC事業部 ███████████ 98% 全社経費 ██████████ 92% データバー(条件付き書式)でも代用可能

📋 注意項目リストの作成(※横スクロールできます)

【注意項目リスト】 ■ 予算超過項目(手動でリスト化) Excel/Googleスプレッドシート共通: 1. 予実対比シートでフィルター 2. 差異がプラス(経費超過)の項目を抽出 3. ダッシュボードに転記 ■ Googleスプレッドシートの場合(QUERY関数・専用機能) =QUERY(予実対比!A:AM, “SELECT C, AB WHERE B=’経費’ AND AB > 0 ORDER BY AB DESC”) 結果: 項目名 超過額 広告費 +¥500,000 接待交際費 +¥200,000 ■ 未達成項目(売上)の抽出 =QUERY(予実対比!A:AY, “SELECT C, AN WHERE B=’売上’ AND AN < 0.8") 結果: 項目名 達成率 商品C売上 75% 【ダッシュボードレイアウト例】 ┌─────────┬─────────┬─────────┐ │ 売上実績 │ 経費実績 │ 利益実績 │ ← KPIカード │¥15.2M │ ¥12.8M │ ¥2.4M │ │ 101.3% │ 95.5% │ 120.0% │ ├─────────┴─────────┴─────────┤ │ │ │ 月別売上推移グラフ │ ← 折れ線グラフ │ │ ├───────────────┬────────────┤ │ │ │ │ 部門別達成率 │ 注意項目 │ ← 横棒グラフとリスト │ │ │ └───────────────┴────────────┘
🎯 ダッシュボード作成のポイント

1. 情報の優先順位:
最重要KPIは左上に大きく表示

2. 色の使い方:
・赤: 警告、目標未達、予算超過
・緑: 良好、目標達成
・黄: 注意、もう少し

3. 1画面で完結:
スクロールなしで全体像が把握できるように

4. 定期更新:
実績入力で自動更新されることを確認

📊 8. 分析レポートの自動生成

月次レポートを自動生成する仕組みを作ります。

📋 月次レポートの作成(※横スクロールできます)

【月次レポート】 ■ レポートヘッダー =TEXT(TODAY(),”yyyy年mm月”)&”度 予実対比レポート” ■ サマリー計算 総売上予算: =SUMIF(予算入力!B:B,”売上”,予算入力!D:D) 総売上実績: =SUMIF(月次実績!B:B,”売上”,月次実績!D:D) 売上達成率: =総売上実績/総売上予算 総経費予算: =SUMIF(予算入力!B:B,”経費”,予算入力!D:D) 総経費実績: =SUMIF(月次実績!B:B,”経費”,月次実績!D:D) 経費達成率: =総経費実績/総経費予算 営業利益: =総売上実績-総経費実績 利益率: =営業利益/総売上実績

📋 コメント自動生成(応用)(※横スクロールできます)

【コメント自動生成(応用)】 ■ 達成率によるコメント =IF(達成率>=1.1,”目標を大幅に達成しました”, IF(達成率>=1.0,”目標を達成しました”, IF(達成率>=0.9,”ほぼ目標通りです”, IF(達成率>=0.8,”やや未達成です”,”大幅に未達成です”)))) ■ 前月比較のコメント 今月実績: 15,200,000 前月実績: 14,500,000 増減額: =今月-前月 増減率: =(今月-前月)/前月 コメント生成: =IF(増減率>0,”前月比+”&TEXT(増減率,”0.0%”)&”増加”, “前月比”&TEXT(増減率,”0.0%”)&”減少”) ■ 総合評価の自動生成 =IF(AND(売上達成率>=1,経費達成率<=1),"◎ 優良", IF(OR(売上達成率>=1,経費達成率<=1),"○ 良好", IF(AND(売上達成率>=0.9,経費達成率<=1.1),"△ 要改善","× 要対策")))

📝 実践課題

実践課題
総合

予算管理・実績管理システムを構築してください

要件: 1. 5つのシートを作成 – 予算入力 – 実績入力 – 月次実績集計 – 予実対比 – ダッシュボード 2. 予算を12ヶ月分設定(売上3項目、経費5項目) 3. 実績データを30件以上入力 4. 予実対比で差異と達成率を計算 5. ダッシュボードでKPIカードとグラフ作成 6. 条件付き書式で視覚化

構築手順:

【構築手順(約3.5時間)】 ステップ1: 予算入力シート作成(40分) 1. ヘッダー設定(部門、カテゴリ、項目名、1月~12月、年間合計) 2. 売上項目の入力(商品A、商品B、EC売上) 3. 経費項目の入力(人件費、広告費、地代家賃、水道光熱費、その他) 4. 12ヶ月分の予算を入力 5. 年間合計の数式 =SUM(D2:O2) 6. 月次合計の数式 7. 条件付き書式(カラースケール) ステップ2: 実績入力シート作成(30分) 1. ヘッダー設定(日付、部門、カテゴリ、項目名、金額、備考) 2. 日付の入力規則 3. 部門のドロップダウン 4. カテゴリのドロップダウン 5. 項目名のドロップダウン 6. 金額の入力規則(0以上) 7. 30件以上のサンプルデータ入力 ステップ3: 月次実績集計シート作成(50分) 1. 予算入力と同じレイアウトを作成 2. SUMIFS数式の設定(各月・各項目) 3. 全12ヶ月分の数式コピー 4. 年間累計の計算 5. 月次累計エリアの作成 ステップ4: 予実対比シート作成(50分) 1. レイアウト作成(部門、カテゴリ、項目名) 2. 予算の参照(=予算入力!D2) 3. 実績の参照(=月次実績集計!D2) 4. 差異の計算(=実績-予算) 5. 達成率の計算(=実績/予算) 6. 条件付き書式の設定(差異の色分け) 7. 条件付き書式の設定(達成率の色分け) ステップ5: ダッシュボード作成(50分) 1. KPIカードのデザイン(売上、経費、利益) 2. 達成率の表示と条件付き書式 3. 月別推移グラフの作成 4. 部門別達成率グラフの作成 5. 注意項目リストの作成 6. レイアウト調整 ステップ6: テストと調整(20分) 1. 新しい実績データを追加 2. 自動更新の確認 3. 数式エラーのチェック 4. 見栄えの最終調整 5. PDF出力テスト

チェックリスト:

□ 予算入力シート □ 12ヶ月分の予算が設定されている □ 年間合計が自動計算される □ 月次合計が表示される □ 実績入力シート □ ドロップダウンが機能する □ 入力規則が設定されている □ 30件以上のデータが入力されている □ 月次実績集計シート □ SUMIFSで正しく集計される □ 実績入力の変更が反映される □ 予実対比シート □ 差異が正しく計算される □ 達成率が正しく計算される □ 条件付き書式で色分けされている □ ダッシュボード □ KPIカードが表示される □ グラフが表示される □ 自動更新される すべて✓なら完成!

📝 Step 53 のまとめ

✅ このステップで学んだこと
  • 予算管理: 月別・項目別の予算設定
  • 実績管理: 日々のデータ入力と集計
  • 予実対比: 差異と達成率の自動計算
  • 条件付き書式: 視覚的な分析
  • ダッシュボード: KPIカードとグラフ
  • 分析レポート: 自動生成とコメント
🎯 このシステムで実現できること

計画的な経営: 予算に基づいた意思決定
早期の問題発見: 月次で差異を確認
視覚的な分析: 条件付き書式とグラフ
レポート自動化: 経営会議資料を効率作成
次年度計画: 実績データを基に予算策定

予算管理は経営の羅針盤として活用できます!
🎯 次のステップの予告

予算管理システムを構築できました!次のSTEP 54では、「データストーリーテリング入門」に挑戦します。データから洞察を導き、説得力のあるストーリーを構築する方法を学びます!

❓ よくある質問

Q1: 予算はどのように立てればいいですか?
予算策定のステップ:

1. 前年実績を確認
前年の売上・経費データを分析、季節変動を把握

2. 成長目標を設定
前年比+10%など、市場動向を考慮

3. 月別に配分
均等割り or 季節調整(繁忙期は多め)

4. 経費も同時に計画
売上に対する経費率を意識

初年度は概算でOK! 実績を見ながら翌年精度を上げましょう。
Q2: 売上管理システムと連携したい
連携方法:

同じファイルで管理:
・売上管理の実績シートを「実績入力」として利用
・自動的に予実対比が更新される

別ファイルで管理(Googleスプレッドシート専用機能):
・IMPORTRANGEで売上データ取得
=IMPORTRANGE(“売上管理URL”, “実績!A:F”)

メリット:
✓ 二重入力不要
✓ リアルタイム更新
✓ データの一貫性
Q3: 予算と実績の差異が大きい時の対処法は?
差異分析のステップ:

1. 原因を特定:
・売上未達 → 営業活動不足? 市場変化?
・経費超過 → 何の項目が超過?

2. 対策を検討:
・売上テコ入れ策
・経費削減案
・予算の見直し(必要なら)

3. アクションプラン:
・具体的な施策を決定
・担当者と期限を明確に

4. 翌月フォロー:
・改善効果を検証

月次で見直すことが重要です!
Q4: SUMIFSの日付条件がうまく動きません
よくある原因と対処法:

原因1: 日付が文字列になっている
→ 実績入力の日付列が日付型か確認
→ 文字列の場合はDATEVALUEで変換

原因2: 条件式の書き方
正しい書き方:
“>=”&DATE(2025,1,1)

間違いやすい書き方:
“>=2025/1/1” ← 文字列として認識される

原因3: 参照範囲の$マーク
→ 絶対参照($A:$A)になっているか確認

デバッグ方法:
1. 小さいデータで試す
2. 条件を1つずつ追加して確認
3. 結果を手計算と照合
Q5: 四半期や年間の集計も見たい
追加する集計:

四半期集計:
Q1(1-3月): =SUM(D2:F2)
Q2(4-6月): =SUM(G2:I2)
Q3(7-9月): =SUM(J2:L2)
Q4(10-12月): =SUM(M2:O2)

上期・下期集計:
上期(1-6月): =SUM(D2:I2)
下期(7-12月): =SUM(J2:O2)

年間集計:
=SUM(D2:O2)

前年同期比:
別シートに前年データを保持し、比較計算
Q6: 複数の部門で予算を管理したい
部門別管理の方法:

方法1: 1シートで管理(推奨)
・A列に「部門」を追加
・SUMIFSで部門ごとに集計
・ピボットテーブルで分析

方法2: 部門別シート
・営業部シート、製造部シートなど
・全社サマリーシートで統合

部門別ダッシュボード:
・フィルターで部門を選択
・または部門ごとのKPIカードを配置

権限管理:
・各部門は自部門のみ編集可
・全社データは閲覧のみ
Q7: 予算の修正履歴を残したい
予算修正の管理方法:

方法1: 版管理シート
・「予算_v1」「予算_v2」のようにシートを複製
・修正日と修正理由をメモ

方法2: 修正履歴シート
・修正日、修正項目、修正前、修正後、理由を記録
・変更の追跡が可能

方法3: Googleスプレッドシートの版履歴
・[ファイル] → [変更履歴] → [変更履歴を表示]
・自動で変更履歴が保存される

推奨:
予算は「当初予算」と「修正予算」の2列を持つと、
当初計画との比較も可能になります。
📝

学習メモ

Excel・Googleスプレッドシート完全マスター - Step 53

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