📋 このステップで学ぶこと
- 予算管理システムの設計
- 予算入力フォームの作成
- 実績データの自動連携
- 予実対比レポートの作成
- 差異分析(予算との差)
- 達成率の自動計算
- 視覚的なダッシュボード構築
レベル: これまで学んだすべての知識を統合する総合プロジェクト
📝 1. プロジェクト概要
予算管理・実績管理システムを構築し、経営計画の進捗を可視化します。
📋 システム要件(※横スクロールできます)
【システム要件】
■ 目的
・予算の策定と管理
・実績との比較分析
・差異の早期発見
・経営判断のサポート
■ 機能
1. 予算管理
– 部門別・月別の予算設定
– 費用項目別の予算配分
– 年間予算の自動合計
2. 実績管理
– 売上データの自動取得
– 経費データの入力
– 月次・累計実績の集計
3. 予実対比
– 予算 vs 実績の比較
– 差異金額・差異率の計算
– 達成率の表示
– 進捗状況の可視化
4. レポート機能
– 月次レポート
– 部門別分析
– 費用項目別分析
– グラフによる可視化
■ 活用シーン
・月次経営会議の資料作成
・予算超過の早期アラート
・費用削減ポイントの発見
・次年度予算の策定
🔑 予算管理の重要性
なぜ予算管理が必要?
1. 目標の明確化
→ 「いくら売上が必要か」が明確に
2. 早期の問題発見
→ 月次で確認すれば軌道修正が可能
3. 資金繰りの安定
→ 支出を計画的に管理
4. 意思決定の根拠
→ データに基づいた経営判断
予算管理は経営の羅針盤です!
🏗️ 2. システム設計
予算管理システム全体の構造を設計します。
📋 シート構成(※横スクロールできます)
【シート構成】
■ シート1: 予算入力
列:
A: 部門
B: 項目カテゴリ(売上/経費)
C: 項目名
D~O: 1月~12月の予算
P: 年間合計
行:
売上部門(営業部、EC事業部など)
経費項目(人件費、広告費、地代家賃など)
■ シート2: 実績入力
列:
A: 日付
B: 部門
C: 項目カテゴリ
D: 項目名
E: 金額
F: 備考
■ シート3: 月次実績集計
レイアウト: 予算入力と同じ
計算: SUMIFSで実績入力から自動集計
■ シート4: 予実対比
列:
A: 部門
B: 項目カテゴリ
C: 項目名
D~O: 各月の予算
P~AA: 各月の実績
AB~AM: 各月の差異
AN~AY: 各月の達成率
■ シート5: ダッシュボード
表示内容:
– 全体サマリー(予算・実績・達成率)
– 月別推移グラフ
– 部門別達成率
– 注意項目リスト(予算超過)
– KPIカード
📊 システム構成イメージ
📝 シート1: 予算入力
役割: 月別・項目別の予算設定
機能: 年間予算の自動合計
💳 シート2: 実績入力
役割: 日々の実績データ入力
機能: 入力規則、ドロップダウン
📊 シート3: 月次実績集計
役割: 月別の実績自動集計
機能: SUMIFS、累計計算
📈 シート4: 予実対比
役割: 予算と実績の比較分析
機能: 差異計算、達成率、条件付き書式
📱 シート5: ダッシュボード
役割: 経営状況の可視化
機能: KPIカード、グラフ、アラート
📊 3. 予算入力シートの作成
予算入力シートで、月別・項目別の予算を管理します。
📋 基本構造の作成(※横スクロールできます)
【基本構造の作成】
■ ヘッダー行(1行目)
A1: 部門
B1: カテゴリ
C1: 項目名
D1~O1: 1月~12月
P1: 年間合計
■ データ行(2行目以降)
【売上部門】
A2: 営業部
B2: 売上
C2: 商品A売上
D2~O2: 各月の予算金額(手動入力)
P2: =SUM(D2:O2)
A3: 営業部
B3: 売上
C3: 商品B売上
(以下同様)
【経費項目】
A10: 全社
B10: 経費
C10: 人件費
D10~O10: 各月の予算金額
A11: 全社
B11: 経費
C11: 広告費
(以下同様)
📊 サンプル予算データ(※横スクロールできます)
【サンプル予算データ】
部門 カテゴリ 項目名 1月 2月 3月 … 年間合計
営業部 売上 商品A売上 5,000,000 5,000,000 5,000,000 … 60,000,000
営業部 売上 商品B売上 3,000,000 3,000,000 3,000,000 … 36,000,000
EC事業部 売上 EC売上 2,000,000 2,200,000 2,500,000 … 30,000,000
全社 経費 人件費 4,000,000 4,000,000 4,000,000 … 48,000,000
全社 経費 広告費 1,000,000 1,200,000 1,500,000 … 15,000,000
全社 経費 地代家賃 800,000 800,000 800,000 … 9,600,000
全社 経費 水道光熱費 150,000 150,000 150,000 … 1,800,000
📋 自動合計の設定(※横スクロールできます)
【自動合計の設定】
■ 年間合計(P列)
P2セルの数式:
=SUM(D2:O2)
説明: 1月~12月の合計
■ 月次合計(最終行)
D20セル(1月の合計)の数式:
=SUM(D2:D19)
説明: 各月の縦合計
■ 総合計(右下)
P20セルの数式:
=SUM(P2:P19)
または
=SUM(D20:O20)
■ 条件付き書式(予算額の視覚化)
範囲: D2:O19
条件: カラースケール
・最小値: 白
・中間値: 薄い青
・最大値: 濃い青
効果: 金額の大小が色でわかる
💳 4. 実績入力シートの作成
実績入力シートで、日々の実績データを記録します。
📋 実績入力フォーム(※横スクロールできます)
【実績入力フォーム】
■ A列: 日付(入力規則)
・データ型: 日付
・形式: yyyy/mm/dd
■ B列: 部門(ドロップダウン)
・元の値: 営業部, EC事業部, 全社
■ C列: カテゴリ(ドロップダウン)
・元の値: 売上, 経費
■ D列: 項目名(ドロップダウン)
・元の値: 予算入力シートの項目リスト
■ E列: 金額(入力規則)
・データ型: 数値
・条件: 0以上
■ F列: 備考(任意入力)
📊 サンプル実績データ(※横スクロールできます)
【サンプル実績データ】
日付 部門 カテゴリ 項目名 金額 備考
2025-01-05 営業部 売上 商品A売上 1,200,000 初売りセール
2025-01-08 営業部 売上 商品A売上 800,000
2025-01-10 全社 経費 広告費 200,000 Google広告
2025-01-15 営業部 売上 商品B売上 600,000
2025-01-20 EC事業部 売上 EC売上 150,000
2025-01-25 全社 経費 人件費 4,000,000 月給支払
2025-01-31 全社 経費 地代家賃 800,000 家賃支払
📋 入力補助機能(※横スクロールできます)
【入力補助機能】
■ 日付の自動入力
A2セルに今日の日付をデフォルト表示:
=IF(B2=””,””,TODAY())
または、手動で入力
■ データ検証
重複チェック:
同じ日・同じ項目の入力を警告
条件付き書式:
=COUNTIFS($A:$A,A2,$D:$D,D2)>1
→ 重複があれば黄色で警告
■ 月末の自動判定
月末判定の数式:
=IF(DAY(A2)=DAY(EOMONTH(A2,0)),”月末”,””)
説明: その月の最終日かどうか判定
■ 金額の表示形式
E列の表示形式: ¥#,##0
→ 桁区切りと通貨記号を表示
📈 5. 月次実績集計シートの作成
月次実績集計シートで、実績データを月別に自動集計します。
📋 集計の仕組み(※横スクロールできます)
【集計の仕組み】
■ レイアウト: 予算入力と同じ
部門 カテゴリ 項目名 1月 2月 3月 …
■ D列(1月実績)の数式
D2セル:
=SUMIFS(実績入力!$E:$E,
実績入力!$B:$B,$A2,
実績入力!$C:$C,$B2,
実績入力!$D:$D,$C2,
実績入力!$A:$A,”>=”&DATE(2025,1,1),
実績入力!$A:$A,”<"&DATE(2025,2,1))
説明:
・実績入力シートから
・部門、カテゴリ、項目名が一致
・かつ、1月の日付範囲内
・の金額を合計
■ E列(2月実績)の数式
E2セル:
=SUMIFS(実績入力!$E:$E,
実績入力!$B:$B,$A2,
実績入力!$C:$C,$B2,
実績入力!$D:$D,$C2,
実績入力!$A:$A,">=”&DATE(2025,2,1),
実績入力!$A:$A,”<"&DATE(2025,3,1))
以降の月も同様に日付範囲を変更
📋 累計実績の追加(※横スクロールできます)
【累計実績の追加】
■ P列: 年間累計実績
P2セルの数式:
=SUM(D2:O2)
■ 月次累計の表示(別エリアに作成)
Q1: 月次累計
Q2: 1月累計
Q3: 2月累計
…
1月累計(R2):
=D2
2月累計(R3):
=D2+E2
または累計数式:
=SUM($D2:E2)
→ 横にコピーすると自動で累計になる
■ 全社サマリー(売上・経費・利益)
別エリアに作成:
項目 1月累計 2月累計 3月累計 …
総売上 8,000,000 17,000,000 27,000,000
総経費 6,000,000 12,500,000 19,000,000
利益 2,000,000 4,500,000 8,000,000
利益の計算:
=総売上-総経費
📊 6. 予実対比シートの作成
予実対比シートで、予算と実績の差異を分析します。
📋 予実対比の構造(※横スクロールできます)
【予実対比の構造】
■ 基本レイアウト
A列: 部門
B列: カテゴリ
C列: 項目名
D~O列: 各月の予算(参照)
P~AA列: 各月の実績(参照)
AB~AM列: 各月の差異(計算)
AN~AY列: 各月の達成率(計算)
■ D列(1月予算)の数式
D2セル:
=予算入力!D2
■ P列(1月実績)の数式
P2セル:
=月次実績集計!D2
■ AB列(1月差異)の数式
AB2セル:
=P2-D2
説明:
・プラス: 実績が予算を上回る
・マイナス: 実績が予算を下回る
■ AN列(1月達成率)の数式
AN2セル:
=IF(D2=0,””,P2/D2)
表示形式: パーセント(小数点1桁)
例: 120.5%
📋 条件付き書式(重要!)(※横スクロールできます)
【条件付き書式(重要!)】
■ 差異の色分け(AB~AM列)
【売上の場合】
条件1: セルの値 > 0
書式: 青い背景(予算超過=良い)
条件2: セルの値 < 0
書式: 赤い背景(予算未達=悪い)
【経費の場合】
条件1: セルの値 < 0
書式: 青い背景(予算より節約=良い)
条件2: セルの値 > 0
書式: 赤い背景(予算超過=悪い)
■ 達成率の色分け(AN~AY列)
条件1: セルの値 >= 1.0(100%以上)
書式: 緑の背景
条件2: セルの値 >= 0.8 AND < 1.0(80~99%)
書式: 黄色の背景
条件3: セルの値 < 0.8(80%未満)
書式: 赤の背景
📊 予実対比の例(1月)
| 項目名 |
予算 |
実績 |
差異 |
達成率 |
| 商品A売上 |
¥5,000,000 |
¥5,500,000 |
+¥500,000 |
110% |
| 商品B売上 |
¥3,000,000 |
¥2,700,000 |
-¥300,000 |
90% |
| 広告費(経費) |
¥1,000,000 |
¥800,000 |
-¥200,000 |
80% |
※ 売上: 差異がプラスなら青(良い)、マイナスなら赤(悪い)
※ 経費: 差異がマイナスなら青(節約=良い)、プラスなら赤(超過=悪い)
📈 7. ダッシュボードの作成
ダッシュボードで、経営状況を一目で把握できるようにします。
📋 KPIカードの作成(※横スクロールできます)
【全体サマリー(KPIカード)】
■ 今月の予算・実績・達成率
大きく表示するKPIカード:
┌─────────────────┐
│ 今月の売上実績 │
│ │
│ ¥15,200,000 │ ← 大きな数字(24pt以上)
│ │
│ 予算: ¥15,000,000│
│ 達成率: 101.3% │ ← 緑色で表示
│ ▲ +¥200,000 │ ← 上向き矢印
└─────────────────┘
作成方法:
1. セルを結合して大きなエリアを作成
2. フォントサイズを大きく(24pt以上)
3. 条件付き書式で色分け
4. 枠線で囲む
■ 矢印の表示(上昇・下降)
=IF(差異>0,”▲ +”&TEXT(差異,”#,##0″),
IF(差異<0,"▼ "&TEXT(差異,"#,##0"),"→ 0"))
📊 グラフの作成(※横スクロールできます)
【月別推移グラフ】
■ 売上の予実推移(組み合わせグラフ)
データ範囲:
・X軸: 1月~12月
・系列1: 予算(青い実線)
・系列2: 実績(オレンジの実線)
・系列3: 差異(棒グラフ)
作成手順:
1. 予算・実績データを選択
2. [挿入] → [おすすめグラフ] → [組み合わせ]
3. 予算・実績: 折れ線
4. 差異: 縦棒(第2軸)
5. タイトル: 「月別売上推移」
【部門別達成率(横棒グラフ)】
データ:
部門 達成率
営業部 105%
EC事業部 98%
全社経費 92%
グラフイメージ:
営業部 ████████████ 105%
EC事業部 ███████████ 98%
全社経費 ██████████ 92%
データバー(条件付き書式)でも代用可能
📋 注意項目リストの作成(※横スクロールできます)
【注意項目リスト】
■ 予算超過項目(手動でリスト化)
Excel/Googleスプレッドシート共通:
1. 予実対比シートでフィルター
2. 差異がプラス(経費超過)の項目を抽出
3. ダッシュボードに転記
■ Googleスプレッドシートの場合(QUERY関数・専用機能)
=QUERY(予実対比!A:AM,
“SELECT C, AB WHERE B=’経費’ AND AB > 0 ORDER BY AB DESC”)
結果:
項目名 超過額
広告費 +¥500,000
接待交際費 +¥200,000
■ 未達成項目(売上)の抽出
=QUERY(予実対比!A:AY,
“SELECT C, AN WHERE B=’売上’ AND AN < 0.8")
結果:
項目名 達成率
商品C売上 75%
【ダッシュボードレイアウト例】
┌─────────┬─────────┬─────────┐
│ 売上実績 │ 経費実績 │ 利益実績 │ ← KPIカード
│¥15.2M │ ¥12.8M │ ¥2.4M │
│ 101.3% │ 95.5% │ 120.0% │
├─────────┴─────────┴─────────┤
│ │
│ 月別売上推移グラフ │ ← 折れ線グラフ
│ │
├───────────────┬────────────┤
│ │ │
│ 部門別達成率 │ 注意項目 │ ← 横棒グラフとリスト
│ │ │
└───────────────┴────────────┘
🎯 ダッシュボード作成のポイント
1. 情報の優先順位:
最重要KPIは左上に大きく表示
2. 色の使い方:
・赤: 警告、目標未達、予算超過
・緑: 良好、目標達成
・黄: 注意、もう少し
3. 1画面で完結:
スクロールなしで全体像が把握できるように
4. 定期更新:
実績入力で自動更新されることを確認
📊 8. 分析レポートの自動生成
月次レポートを自動生成する仕組みを作ります。
📋 月次レポートの作成(※横スクロールできます)
【月次レポート】
■ レポートヘッダー
=TEXT(TODAY(),”yyyy年mm月”)&”度 予実対比レポート”
■ サマリー計算
総売上予算: =SUMIF(予算入力!B:B,”売上”,予算入力!D:D)
総売上実績: =SUMIF(月次実績!B:B,”売上”,月次実績!D:D)
売上達成率: =総売上実績/総売上予算
総経費予算: =SUMIF(予算入力!B:B,”経費”,予算入力!D:D)
総経費実績: =SUMIF(月次実績!B:B,”経費”,月次実績!D:D)
経費達成率: =総経費実績/総経費予算
営業利益: =総売上実績-総経費実績
利益率: =営業利益/総売上実績
📋 コメント自動生成(応用)(※横スクロールできます)
【コメント自動生成(応用)】
■ 達成率によるコメント
=IF(達成率>=1.1,”目標を大幅に達成しました”,
IF(達成率>=1.0,”目標を達成しました”,
IF(達成率>=0.9,”ほぼ目標通りです”,
IF(達成率>=0.8,”やや未達成です”,”大幅に未達成です”))))
■ 前月比較のコメント
今月実績: 15,200,000
前月実績: 14,500,000
増減額: =今月-前月
増減率: =(今月-前月)/前月
コメント生成:
=IF(増減率>0,”前月比+”&TEXT(増減率,”0.0%”)&”増加”,
“前月比”&TEXT(増減率,”0.0%”)&”減少”)
■ 総合評価の自動生成
=IF(AND(売上達成率>=1,経費達成率<=1),"◎ 優良",
IF(OR(売上達成率>=1,経費達成率<=1),"○ 良好",
IF(AND(売上達成率>=0.9,経費達成率<=1.1),"△ 要改善","× 要対策")))
📝 実践課題
実践課題
総合
予算管理・実績管理システムを構築してください
要件:
1. 5つのシートを作成
– 予算入力
– 実績入力
– 月次実績集計
– 予実対比
– ダッシュボード
2. 予算を12ヶ月分設定(売上3項目、経費5項目)
3. 実績データを30件以上入力
4. 予実対比で差異と達成率を計算
5. ダッシュボードでKPIカードとグラフ作成
6. 条件付き書式で視覚化
構築手順:
【構築手順(約3.5時間)】
ステップ1: 予算入力シート作成(40分)
1. ヘッダー設定(部門、カテゴリ、項目名、1月~12月、年間合計)
2. 売上項目の入力(商品A、商品B、EC売上)
3. 経費項目の入力(人件費、広告費、地代家賃、水道光熱費、その他)
4. 12ヶ月分の予算を入力
5. 年間合計の数式 =SUM(D2:O2)
6. 月次合計の数式
7. 条件付き書式(カラースケール)
ステップ2: 実績入力シート作成(30分)
1. ヘッダー設定(日付、部門、カテゴリ、項目名、金額、備考)
2. 日付の入力規則
3. 部門のドロップダウン
4. カテゴリのドロップダウン
5. 項目名のドロップダウン
6. 金額の入力規則(0以上)
7. 30件以上のサンプルデータ入力
ステップ3: 月次実績集計シート作成(50分)
1. 予算入力と同じレイアウトを作成
2. SUMIFS数式の設定(各月・各項目)
3. 全12ヶ月分の数式コピー
4. 年間累計の計算
5. 月次累計エリアの作成
ステップ4: 予実対比シート作成(50分)
1. レイアウト作成(部門、カテゴリ、項目名)
2. 予算の参照(=予算入力!D2)
3. 実績の参照(=月次実績集計!D2)
4. 差異の計算(=実績-予算)
5. 達成率の計算(=実績/予算)
6. 条件付き書式の設定(差異の色分け)
7. 条件付き書式の設定(達成率の色分け)
ステップ5: ダッシュボード作成(50分)
1. KPIカードのデザイン(売上、経費、利益)
2. 達成率の表示と条件付き書式
3. 月別推移グラフの作成
4. 部門別達成率グラフの作成
5. 注意項目リストの作成
6. レイアウト調整
ステップ6: テストと調整(20分)
1. 新しい実績データを追加
2. 自動更新の確認
3. 数式エラーのチェック
4. 見栄えの最終調整
5. PDF出力テスト
チェックリスト:
□ 予算入力シート
□ 12ヶ月分の予算が設定されている
□ 年間合計が自動計算される
□ 月次合計が表示される
□ 実績入力シート
□ ドロップダウンが機能する
□ 入力規則が設定されている
□ 30件以上のデータが入力されている
□ 月次実績集計シート
□ SUMIFSで正しく集計される
□ 実績入力の変更が反映される
□ 予実対比シート
□ 差異が正しく計算される
□ 達成率が正しく計算される
□ 条件付き書式で色分けされている
□ ダッシュボード
□ KPIカードが表示される
□ グラフが表示される
□ 自動更新される
すべて✓なら完成!
📝 Step 53 のまとめ
✅ このステップで学んだこと
- 予算管理: 月別・項目別の予算設定
- 実績管理: 日々のデータ入力と集計
- 予実対比: 差異と達成率の自動計算
- 条件付き書式: 視覚的な分析
- ダッシュボード: KPIカードとグラフ
- 分析レポート: 自動生成とコメント
🎯 このシステムで実現できること
✓ 計画的な経営: 予算に基づいた意思決定
✓ 早期の問題発見: 月次で差異を確認
✓ 視覚的な分析: 条件付き書式とグラフ
✓ レポート自動化: 経営会議資料を効率作成
✓ 次年度計画: 実績データを基に予算策定
予算管理は経営の羅針盤として活用できます!
🎯 次のステップの予告
予算管理システムを構築できました!次のSTEP 54では、「データストーリーテリング入門」に挑戦します。データから洞察を導き、説得力のあるストーリーを構築する方法を学びます!
❓ よくある質問
Q1: 予算はどのように立てればいいですか?
予算策定のステップ:
1. 前年実績を確認
前年の売上・経費データを分析、季節変動を把握
2. 成長目標を設定
前年比+10%など、市場動向を考慮
3. 月別に配分
均等割り or 季節調整(繁忙期は多め)
4. 経費も同時に計画
売上に対する経費率を意識
初年度は概算でOK! 実績を見ながら翌年精度を上げましょう。
Q2: 売上管理システムと連携したい
連携方法:
同じファイルで管理:
・売上管理の実績シートを「実績入力」として利用
・自動的に予実対比が更新される
別ファイルで管理(Googleスプレッドシート専用機能):
・IMPORTRANGEで売上データ取得
=IMPORTRANGE(“売上管理URL”, “実績!A:F”)
メリット:
✓ 二重入力不要
✓ リアルタイム更新
✓ データの一貫性
Q3: 予算と実績の差異が大きい時の対処法は?
差異分析のステップ:
1. 原因を特定:
・売上未達 → 営業活動不足? 市場変化?
・経費超過 → 何の項目が超過?
2. 対策を検討:
・売上テコ入れ策
・経費削減案
・予算の見直し(必要なら)
3. アクションプラン:
・具体的な施策を決定
・担当者と期限を明確に
4. 翌月フォロー:
・改善効果を検証
月次で見直すことが重要です!
Q4: SUMIFSの日付条件がうまく動きません
よくある原因と対処法:
原因1: 日付が文字列になっている
→ 実績入力の日付列が日付型か確認
→ 文字列の場合はDATEVALUEで変換
原因2: 条件式の書き方
正しい書き方:
“>=”&DATE(2025,1,1)
間違いやすい書き方:
“>=2025/1/1” ← 文字列として認識される
原因3: 参照範囲の$マーク
→ 絶対参照($A:$A)になっているか確認
デバッグ方法:
1. 小さいデータで試す
2. 条件を1つずつ追加して確認
3. 結果を手計算と照合
Q5: 四半期や年間の集計も見たい
追加する集計:
四半期集計:
Q1(1-3月): =SUM(D2:F2)
Q2(4-6月): =SUM(G2:I2)
Q3(7-9月): =SUM(J2:L2)
Q4(10-12月): =SUM(M2:O2)
上期・下期集計:
上期(1-6月): =SUM(D2:I2)
下期(7-12月): =SUM(J2:O2)
年間集計:
=SUM(D2:O2)
前年同期比:
別シートに前年データを保持し、比較計算
Q6: 複数の部門で予算を管理したい
部門別管理の方法:
方法1: 1シートで管理(推奨)
・A列に「部門」を追加
・SUMIFSで部門ごとに集計
・ピボットテーブルで分析
方法2: 部門別シート
・営業部シート、製造部シートなど
・全社サマリーシートで統合
部門別ダッシュボード:
・フィルターで部門を選択
・または部門ごとのKPIカードを配置
権限管理:
・各部門は自部門のみ編集可
・全社データは閲覧のみ
Q7: 予算の修正履歴を残したい
予算修正の管理方法:
方法1: 版管理シート
・「予算_v1」「予算_v2」のようにシートを複製
・修正日と修正理由をメモ
方法2: 修正履歴シート
・修正日、修正項目、修正前、修正後、理由を記録
・変更の追跡が可能
方法3: Googleスプレッドシートの版履歴
・[ファイル] → [変更履歴] → [変更履歴を表示]
・自動で変更履歴が保存される
推奨:
予算は「当初予算」と「修正予算」の2列を持つと、
当初計画との比較も可能になります。
artnasekai
#artnasekai #学習メモ