Step 2:環境構築

🛠️ Step 2: 環境構築

SQLを実際に使える環境を作ろう!

📋 このステップで学ぶこと
  • SQLiteのインストール方法
  • DB Browser for SQLiteの使い方
  • 練習用データベースの準備
  • 初めてのSQL実行

🎯 1. 環境構築の選択肢

SQLを学習するには、大きく分けて2つの方法があります。どちらの方法でも学習できますので、自分に合った方法を選んでください。

🖥️ 方法1: ソフトをインストール(推奨)

DB Browser for SQLiteをインストールします。

メリット:

  • 視覚的に分かりやすい
  • オフラインで使える
  • ファイルとして保存できる

デメリット:

  • インストールが必要
🌐 方法2: オンラインツール

ブラウザでそのまま使えるツールを使います。

メリット:

  • インストール不要
  • すぐに始められる

デメリット:

  • インターネット接続が必要
  • データが保存されない場合がある
💡 このコースの推奨

できれば方法1(DB Browser for SQLite)をおすすめします。視覚的にデータを確認でき、学習がスムーズです。ただし、すぐに試したい方は方法2から始めて、後でインストールしてもOKです!

💻 2. 方法1: DB Browser for SQLiteのインストール

Step 2-1: ダウンロード

公式サイトからDB Browser for SQLiteをダウンロードします。

📥 ダウンロード手順
  1. 公式サイトにアクセス:https://sqlitebrowser.org/
  2. 「Download」ボタンをクリック
  3. お使いのOSを選択
    • Windows: .msi または .zip
    • Mac: .dmg
    • Linux: AppImage または パッケージマネージャー

Step 2-2: インストール(Windows)

🪟 Windowsの場合
  1. ダウンロードした .msi ファイルをダブルクリック
  2. インストーラーが起動したら「Next」をクリック
  3. インストール先を確認して「Next」
  4. 「Install」をクリックしてインストール開始
  5. 完了したら「Finish」をクリック
  6. デスクトップまたはスタートメニューから「DB Browser for SQLite」を起動

Step 2-3: インストール(Mac)

🍎 Macの場合
  1. ダウンロードした .dmg ファイルをダブルクリック
  2. 表示されたウィンドウで、アプリアイコンを「Applications」フォルダにドラッグ
  3. Launchpadまたはアプリケーションフォルダから「DB Browser for SQLite」を起動

注意: 初回起動時に「開発元が未確認」と表示されたら、Controlキーを押しながらクリック→「開く」を選択

✅ インストール成功の確認

DB Browser for SQLiteが起動して、以下のようなメイン画面が表示されればOKです:

  • 上部にメニューバー
  • 左側に「データベース構造」タブ
  • 右側に広い作業エリア

🌐 3. 方法2: オンラインツールを使う

インストールせずに、ブラウザ上でSQLを試すことができます。

おすすめのオンラインツール

1. SQL Online IDE(推奨)

https://sqliteonline.com/

  • シンプルで使いやすい
  • SQLiteに対応
  • サンプルデータベース付き
2. SQL Fiddle

http://sqlfiddle.com/

  • 複数のデータベースに対応
  • コードを共有できる

オンラインツールの使い方(SQLite Online)

📝 基本的な使い方
  1. https://sqliteonline.com/ にアクセス
  2. 画面が3つのエリアに分かれています
    • 左: テーブル一覧
    • 上: SQL入力エリア
    • 下: 実行結果表示エリア
  3. SQL入力エリアにコードを書く
  4. 「Run」ボタン(または Ctrl+Enter)で実行
  5. 下のエリアに結果が表示される
⚠️ オンラインツールの注意点
  • ページを閉じるとデータが消える場合があります
  • 作成したテーブルやデータはコピーして保存しておきましょう
  • インターネット接続が必要です

📊 4. DB Browser for SQLiteの基本操作

画面の構成を理解しよう

DB Browser for SQLiteを起動すると、以下のような画面が表示されます。

🖥️ 画面の構成
  • メニューバー:ファイル、編集、表示、ツール、ヘルプ
  • ツールバー:新規、開く、保存、実行などのボタン
  • 左側エリア:データベース構造(テーブル、ビュー、インデックスの一覧)
  • 右側エリア:作業エリア(SQLを書いたり、結果を見たりする場所)

新しいデータベースを作成する

📁 データベース作成手順
  1. 「ファイル」→「新しいデータベース」をクリック(またはツールバーの「新規」をクリック)
  2. 保存場所と名前を決める(例:デスクトップに「practice.db」と名付ける)
  3. 「保存」をクリック
  4. 「テーブルを作成しますか?」と聞かれたら「キャンセル」をクリック(後で作成するため)
💡 .db ファイルとは?

SQLiteのデータベースは.dbという拡張子のファイルで保存されます。このファイル1つに、テーブルやデータが全て入っています。

🎯 5. 初めてのSQL実行

SQLタブを開く

実際にSQLを書いて実行してみましょう!

📝 SQL実行の手順
  1. 上部のタブから「SQLを実行」をクリック
  2. 広いテキストエリアが表示される(ここにSQLを書きます)
  3. まずは簡単なSQLを試してみましょう

最初のSQL: SELECT文を試す

テーブルがなくても実行できる、簡単なSELECT文を試してみます。以下のSQLを入力して実行してください。

※横にスクロールできます

— 数値の計算 SELECT 10 + 20;

このSQLの意味:「10 + 20」の計算結果を表示します。

📝 実行方法
  • DB Browser for SQLite:「▶実行」ボタンまたは F5キー
  • オンラインツール:「Run」ボタンまたは Ctrl+Enter
実行結果: 10 + 20 ——- 30

他にも試してみましょう。

※横にスクロールできます

— 文字列の表示 SELECT ‘こんにちは、SQL!’;
実行結果: ‘こんにちは、SQL!’ —————— こんにちは、SQL!

※横にスクロールできます

— 現在の日時 SELECT datetime(‘now’, ‘localtime’);
実行結果: datetime(‘now’, ‘localtime’) —————————- 2025-11-09 20:30:45
🎉 成功!

この結果が表示されたら、SQLの実行環境が正しく動いています。おめでとうございます!

📚 6. 練習用テーブルを作成しよう

最初のテーブル: 商品テーブル

練習用に「商品」テーブルを作成します。以下のSQLを入力して実行してください。

※横にスクロールできます

— 商品テーブルを作成 CREATE TABLE 商品 ( 商品ID INTEGER PRIMARY KEY, 商品名 TEXT NOT NULL, 価格 INTEGER NOT NULL, カテゴリ TEXT, 在庫数 INTEGER DEFAULT 0 );
📌 このSQLの意味
コード 意味
CREATE TABLE 商品 「商品」という名前のテーブルを作る
商品ID INTEGER PRIMARY KEY 商品を識別する番号(主キー)
TEXT 文字列型
INTEGER 整数型
NOT NULL 空欄は許可しない
DEFAULT 0 何も指定しなければ0を入れる

データを入れてみよう

作成したテーブルにデータを追加します。以下のSQLを入力して実行してください。

※横にスクロールできます

— 商品データを追加 INSERT INTO 商品 (商品名, 価格, カテゴリ, 在庫数) VALUES (‘ノートPC’, 80000, ‘電化製品’, 5), (‘マウス’, 1500, ‘電化製品’, 20), (‘デスク’, 15000, ‘家具’, 3), (‘チェア’, 12000, ‘家具’, 8), (‘モニター’, 25000, ‘電化製品’, 10);

データを確認しよう

追加したデータを確認します。以下のSQLを入力して実行してください。

※横にスクロールできます

— 全データを表示 SELECT * FROM 商品;
📋 実行結果
商品ID 商品名 価格 カテゴリ 在庫数
1 ノートPC 80000 電化製品 5
2 マウス 1500 電化製品 20
3 デスク 15000 家具 3
4 チェア 12000 家具 8
5 モニター 25000 電化製品 10
🎉 テーブル作成成功!

このテーブルを使って、次のステップからSQLの基本を学んでいきます。

💡 7. よく使う操作

DB Browser for SQLiteの便利機能

1. テーブルの中身を見る

「データ閲覧」タブをクリック→見たいテーブルを選択

2. テーブル構造を確認する

「データベース構造」タブで、テーブル名をダブルクリック

3. SQLの履歴を見る

「SQLを実行」タブの下部に、過去に実行したSQLが表示されます

4. データベースを保存する

「ファイル」→「データベースを書き込む」または Ctrl+S

便利なショートカットキー

⌨️ よく使うショートカット
キー 機能
F5 SQL実行
Ctrl+S 保存
Ctrl+N 新規データベース
Ctrl+O データベースを開く
Ctrl+W データベースを閉じる
Ctrl+/ コメント化(複数行選択可能)

🔧 8. トラブルシューティング

問題1: インストールできない

原因:

  • 管理者権限がない
  • 古いOSバージョン

解決策:

  • 管理者として実行する
  • オンラインツールを使う
問題2: 日本語が文字化けする

解決策:

  1. 「編集」→「設定」→「データベース」
  2. 「テキストエンコーディング」を「UTF-8」に設定
問題3: SQLが実行できない

確認ポイント:

  • データベースファイルは開いていますか?
  • セミコロン(;)で文を終えていますか?
  • エラーメッセージを確認しましょう

📝 Step 2 のまとめ

✅ このステップで学んだこと
  • DB Browser for SQLiteのインストール方法
  • オンラインツールの使い方
  • データベースファイルの作成方法
  • SQLの実行方法
  • テーブルの作成とデータの追加
🎯 次のステップへ

環境が整いました!次のStep 3では、データベースとテーブルの構造をより深く理解し、データ型や主キーについて学びます。

❓ よくある質問

Q1: SQLiteとDB Browser for SQLiteは何が違うの?

SQLiteはデータベース本体で、DB Browser for SQLiteはそれを使いやすくするツールです。

例えると、SQLiteは「本」、DB Browser for SQLiteは「本を読むためのライト付き書見台」のようなものです。

Q2: 作成したデータベースはどこに保存されますか?

保存時に指定した場所に.dbファイルとして保存されます。このファイルをUSBメモリやクラウドストレージにコピーすれば、別のパソコンでも使えます。

Q3: オンラインツールとインストール版、どちらがいいですか?

学習の継続を考えるとインストール版がおすすめです。データを保存できて、オフラインでも学習できます。ただし、とりあえず試したい場合はオンラインツールでもOKです。

Q4: 複数のデータベースを作れますか?

はい、いくつでも作れます。練習用、実験用など、目的ごとに別々のデータベースファイルを作ることをおすすめします。

Q5: エラーが出ても大丈夫?

全く問題ありません!エラーメッセージをよく読むと、何が間違っているか教えてくれます。エラーは学習の一部です。恐れずに色々試してみましょう。

📝

学習メモ

SQL基礎 - Step 2

📋 過去のメモ一覧
#artnasekai #学習メモ
LINE